出版社内容情報
もののけ憑きに要注意!? 大正初恋ファンタジー!
浪漫香る大正時代。帝都に来た佳乃子は、父の勝手で、大財閥赤枝家に居候することになる。しかも再会を果たした初恋相手の赤枝冬馬は、精悍な軍人…ではなく、「相変わらず、憑いてるね」と言ってくる怪しい青年で!?
内容説明
浪漫香る大正時代。16歳の佳乃子は憧れの帝都に降り立つ。だが、父の勝手で大財閥の赤枝家に居候し、4人のワケありげな兄弟と一つ屋根の下で暮らすことに!初恋の人、赤枝冬馬との再会を夢見る佳乃子の前に現れたのは、精悍な軍人…ではなく、「相変わらず、憑いてるね」とつぶやく怪しい青年だった。彼は瞳の色が変わったとたん、「愛でさせよ、乙女の純潔」と迫ってきて!?もののけ憑きに要注意!?大正初恋ファンタジー。
著者等紹介
月本ナシオ[ツキモトナシオ]
大阪府出身。第3回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞。「花に降る千の翼」(受賞作改稿)にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひめありす@灯れ松明の火
34
桜の花の時期、そして桜の花が散り始める時期に桜の模様の着物は粋じゃありませんよー、着るならば桜の気配の時期に着ておくんなせえと思いつつそれはさておき。皆様のおっしゃる通り、あんまり私のこの挿絵好きじゃないかしらー、と思うのです。袴に花のコサージュはやりすぎです(きっぱり)それぞれ違うアヤカシものに魅入られた四兄弟とアヤカシものに魅入られやすい女の子、姿を現さぬ兄弟の両親と事情を知る少女の両親。という不思議な構図。まだ恋にさえならぬ物語の始まりが面映ゆいわー、と思いながら読みました。結構内容にはヘビーでした2012/10/04
合縁奇縁
22
大正浪漫。帝都に来た佳乃子は、父の勝手で、大財閥の赤枝家に居候し、4人のワケありげな兄弟と一つ屋根の下で暮らすことに。憑かれやすい体質のせいで、父親に「捨てられ」そうになった事がトラウマになっている佳乃子。帝都のデパートでの猟奇的殺人現場遭遇から始まり、九尾の狐に悪魔崇拝とオカルティック要素テンコ盛り。佳乃子のお相手の冬馬は大妖・九尾の狐に憑かれてたり。ヒーローの冬馬君が可愛すぎる2018/11/15
ダージリン
22
四兄弟だけでも私には美味しい設定なのに、他にもいろいろ盛りだくさん♪ もののけと大正浪漫す(笑)。楽しみ~!2012/05/17
ikaちゃん
17
狐もの…てことでつい手にしてしまったwでもそこまで狐は出てこず。なぜか物の怪?妖怪?的なものを寄せ付ける主人公の設定も狐に憑かれた(容れられた?)いわゆる二重人格者みたいな男の子も、彼の兄弟たちも様々な物の怪憑きなのも、時代設定もとても好きなのだけど、いまいちうまく生かしきれていないような。冬馬は好きだけどねぇ〜(^q^)兄弟たちも気になるなぁ。理津はあまり好きになれないwwとりあえず続きを読んでみますよ(^O^)2015/02/24
花野
14
イラストから想像してたのと違った。けどなかなか面白かった! ヒロインも守られっぱなしではなさそうだし、思ってたより賢そうなので、ストーリー的にもこれからどう動くのか楽しみ。冬馬と佳乃子の会話の雰囲気がほのぼのとして好きだなー。2012/05/28