出版社内容情報
「陸山会」公判の背後に、戦後日本が抱え続ける闇の構図を暴き出す問題書!
日本取材30年以上のオランダ人ジャーナリストが、「小沢一郎」問題の背後に浮かび上がる”非公式権力”と、その支配の構図に斬り込む。小沢氏自身が公判で引用した問題書が、7月の公開対談を収録して文庫化!
内容説明
「人物破壊」というキーワードから、政治家・小沢一郎を巡る騒動の背景に国家を支配する非公式権力の姿が浮かび上がる。検察とマスコミによる異分子の抹殺、民主主義を揺るがす日本型スキャンダルの罪、戦後日米関係を左右する密約の正体とは?日本の権力構造を見つめ続けるオランダ人ジャーナリストが「画策者なき陰謀」の正体を喝破した問題書。改題し、小沢一郎と著者の公開対談、震災後を論じた序文を新たに収録。
目次
第1章 「人物破壊」にさらされる小沢一郎
第2章 霞が関というシステムの起源
第3章 日本型スキャンダルの残酷と混沌
第4章 “政治的現実”と日本のメディア
第5章 戦後日米関係という病理
終章 国家主権、オザワ、システムの欺瞞
著者等紹介
ウォルフレン,カレル・ヴァン[ウォルフレン,カレルヴァン][Wolferen,Karel van]
ジャーナリスト、アムステルダム大学名誉教授。1941年、オランダ・ロッテルダム生まれ。72年よりオランダ「NRCハンデルスブラット」紙の東アジア特派員、82年より日本外国特派員協会会長を務め、「フォーリン・アフェアーズ」誌、「インターナショナル・ヘラルド・トリビューン」紙などに寄稿している
井上実[イノウエミノリ]
翻訳家(英語・中国語)。早稲田大学法学部卒。英字新聞記者を経て中国留学。その後、大連大学東北史研究センター研究員となり、中国東北地域の現代史を研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬参仟縁
くにお
Holger
アノマリー
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