角川文庫<br> ちょんまげ、くろにくる―ぽんぽこ もののけ江戸語り

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角川文庫
ちょんまげ、くろにくる―ぽんぽこ もののけ江戸語り

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  • サイズ 文庫判/ページ数 250p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041001943
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

小次郎様、さらばです!

葛葉姫に乗っ取られた江戸城を取り戻し、江戸の町を救うため、戦いに向かう小次郎、ぽんぽこ。そこには予想だにしない敵が待ち受けていた!? 時空を超えたぽんぽこの因縁が、明らかに!?

内容説明

狐の化け物・葛葉姫と、その子・安倍晴明に江戸城が占拠されてしまった!小次郎、廉也、弥生、そして過去から蘇った真田幸村、雑賀孫一らは、江戸城奪還のために城に向かうが、白狐の姿をした葛葉姫は、なぜか彼らを待ち受け、城に導くのだった。果たして小次郎たちにどんな罠と敵が待ち構えているのか―!?亡霊出現から始まった“ちょんまげ、ばさら”事件、最終決戦。江戸の空に火の粉と狸舞う!“小次郎編”完結。

著者等紹介

高橋由太[タカハシユタ]
1972年、千葉県生まれ。2010年、第8回『このミステリーがすごい!』大賞隠し玉として『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』(宝島社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

財布にジャック

61
シリーズ3作目なので、もう勢いで読みましたが、これは登場人物が豪華過ぎてかえって期待しすぎてしまい、残念な結果に終わりました。主人公達をもっとメインに据えて書いて欲しかったです。漫画を読んでいるような読みごごちで、完全娯楽物だし、あっさりと読めて、通勤のお供にはお気軽で良かったかもしれませんけどね。2012/09/22

nins

44
ちょんまげシリーズ第3弾。最後の決戦らしい駆け足っぷり。前作「ばさら」からのごちゃ混ぜ感を最後まで貫いたのは、開き直って気持ち良い。小次郎、廉也、弥生達が縁ある人物達と対する。少年マンガっぽい王道展開。立ちはだかるのは江戸城で待ち受ける亡霊敵武将達と葛葉姫、安倍晴明。戦国武将のイメージを変えるようなアレンジも。春日局や江などもうなんでもあり。ラストが決まっていて途中詰め込んだ感。小次郎と時国との関係がもっとあってもと思ってしまう。帯に「小次郎編」完結とあったのでシリーズとして小次郎以外で別の話が進みそう。2012/05/22

hirune

42
ばさらの続きで死んだ武将やら忍びの者やら妖やら入り乱れて、妖怪大戦争in 江戸城みたいな感じでした。ラスボス安倍晴明の大暴れでついにあいつがキレて本気出す!お前 そんなに強かったんかい??最後はバタバタと尻切れとんぼな印象。ページが足らなかったのか?もう少し丁寧に終わって欲しかったなぁ(´ー`)2017/04/17

優希

40
賑やかに色々な人が入り乱れる完結編です。占拠された江戸城に向かう小次郎一味ですが、白虎の姿をした葛葉姫によって誘われている感じでした。小次郎たちにどんな罠と敵が待ち受けているのかハラハラさせられました。そして白熱の戦い。何だか騒がしい感じになっていくなと感じました。賑やかに完結していく印象です。それにしてもぽんぽこは最強ですね。どこまでもマイペースでした。主人公の小次郎はまわりが濃いので最後まで影が薄かったですね。テンポがいいので楽しく読むことができました。キャラクターの使い方も贅沢だと思います。2014/10/16

ひめありす@灯れ松明の火

38
豪華時代絵巻てんこ盛りのシリーズ第三巻。とうとう戦国時代だけでなく安倍晴明やらお江の方やらたくさん出てきて、もうどっちが味方でどっちが敵なのか、わからなくなりながらでもぎゃーっと勢いで読みました。でも、時々ああよく調べてらっしゃるなという細かい表現がたくさん出てきていたので、もっと丁寧にお話を書いてくださればもっと面白いと思いました。最後のぽんぽこと小次郎の下りが可愛くて好き。ぽんぽこが寂しいけれどここだけはハッピーエンドに違いない。ずっとずっとお金がないなと騒ぎながら、おいしい卵焼きを食べてくださいね。2012/11/07

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