角川文庫
銀座画廊物語―日本一の画商人生

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041001189
  • NDC分類 720.69
  • Cコード C0171

出版社内容情報

芸術を愛し、日本とフランスの美の架け橋となった「日本一の画商」の半生。

東京オリンピックの年、小さなプロペラ機でパリへ渡った――。芸術を愛する青年が、巨匠ルオーやピカソとの出会いを経て、画商として身を立てていく。文豪・芸術家との友情や仕事への情熱に貫かれた半生を綴る自伝。

内容説明

東京オリンピックの年、小さなプロペラ機でパリに渡った。目指すは日本人にまだまだ馴染みの薄い西洋の名画。巨匠・ルオーやピカソとの出会いを経て、美を愛しながらも画家の道を諦めた青年は、いかに「日本一の画商」になったのか。一流企業を退職した修業時代、作品盗難事件の顛末、小林秀雄、梅原龍三郎、谷川俊太郎ら昭和史を彩る文化人との交流―。芸術に身を捧げ、日本と西洋の架け橋となった画商の情熱的な半生。

目次

第1章 画商人生
第2章 画商修業時代
第3章 巨匠ルオーが導いてくれた
第4章 画商と信用
第5章 芸術家たちとの交流
第6章 昭和史を彩った作家、芸術家たち

著者等紹介

吉井長三[ヨシイチョウゾウ]
1930年、広島県生まれ。吉井画廊代表取締役会長、清春白樺美術館理事長。日本を代表する銀座の老舗ギャラリー「吉井画廊」のオーナーとしてフランス近現代絵画の魅力を国内に伝える一方、富岡鉄斎、梅原龍三郎、東山魁夷ら日本人画家をヨーロッパに紹介。日仏間の文化交流に尽力した功績から、97年に日本で紺綬褒章、2007年にフランス国家功労勲章コマンドゥールを受章している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Yuusi Adachi

4
先日、山梨県長坂にある有名な蕎麦屋「翁」に行った。早く着きすぎたので、隣にある白樺清春美術館というところで時間つぶしをしようと入館した。すると、驚きのハイエンド。聞くところによると、銀座の有名な吉井画廊の社長が運営しているそうだ。日本で一番といっていいルオーの所蔵作品や、梅原龍三郎作品を鑑賞しつつ、受付に置いてある本書を購入した。戦後の美術界のことが書いてあり、興味深く読みました。☆☆☆★★2014/01/06

ソングライン

1
ルオーへの思い、芸術村設立への情熱、梅原龍三郎の男気あるエピソードなど絵画好きには楽しめる内容。2013/06/03

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