出版社内容情報
芸術を愛し、日本とフランスの美の架け橋となった「日本一の画商」の半生。
東京オリンピックの年、小さなプロペラ機でパリへ渡った――。芸術を愛する青年が、巨匠ルオーやピカソとの出会いを経て、画商として身を立てていく。文豪・芸術家との友情や仕事への情熱に貫かれた半生を綴る自伝。
内容説明
東京オリンピックの年、小さなプロペラ機でパリに渡った。目指すは日本人にまだまだ馴染みの薄い西洋の名画。巨匠・ルオーやピカソとの出会いを経て、美を愛しながらも画家の道を諦めた青年は、いかに「日本一の画商」になったのか。一流企業を退職した修業時代、作品盗難事件の顛末、小林秀雄、梅原龍三郎、谷川俊太郎ら昭和史を彩る文化人との交流―。芸術に身を捧げ、日本と西洋の架け橋となった画商の情熱的な半生。
目次
第1章 画商人生
第2章 画商修業時代
第3章 巨匠ルオーが導いてくれた
第4章 画商と信用
第5章 芸術家たちとの交流
第6章 昭和史を彩った作家、芸術家たち
著者等紹介
吉井長三[ヨシイチョウゾウ]
1930年、広島県生まれ。吉井画廊代表取締役会長、清春白樺美術館理事長。日本を代表する銀座の老舗ギャラリー「吉井画廊」のオーナーとしてフランス近現代絵画の魅力を国内に伝える一方、富岡鉄斎、梅原龍三郎、東山魁夷ら日本人画家をヨーロッパに紹介。日仏間の文化交流に尽力した功績から、97年に日本で紺綬褒章、2007年にフランス国家功労勲章コマンドゥールを受章している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Yuusi Adachi
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