出版社内容情報
かつてない災いがはなたちばなファミリーに迫る!!
始まりは百物語……ご町内若旦那連の道楽は、いつしかとんでもない災いを呼び覚ましてしまった。折も折、お久とのすれ違いに悩んだ金ちゃんは出奔し、クマもまた…恋もご町内も大ピンチ、この事態どうするどうなる!?
内容説明
お江戸神田蝋燭町、手習い小屋の師匠・お久ちゃんと、幼なじみの手代・金ちゃん。最近なかなかいい感じにあったまってきた2人の仲…将来を考えここらで一発大きい商売を!と頑張る金ちゃんだが、お勤め先の橘屋で不穏な気配が。旦那衆のお道楽だったはずの百物語に端を発し、じわじわと不気味な影がお店を、町内を蝕む…ついに、クマとお久ちゃんの身にも危険が迫り…!お江戸あやかしラブコメ、感動の大団円。
著者等紹介
澤見彰[サワミアキ]
1978年、埼玉県生まれ。大学で日本民俗学を研究するかたわら、作家をこころざして絵や文章の勉強をつづける。卒業後、らいとすたっふ小説塾第1期生として1年間の修業ののち光文社カッパ・ノベルス『時を編む者』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
hanagon44
4
シリーズ最終作。これまでと違い、百物語風のアクセントが効いて,少し物悲しさを感じさせる話も盛り込んであり3作の中で一番面白く読めました。お久さんの両親や,橘屋のご隠居の若かりし頃の話までさかのぼって,いろいろなものがつながりシリーズに奥行きがでたと思います。クマの活躍も多く,お久さんと金ちゃんの仲も進展があり,最後は今までと同じ風景でありながら,一層結びつきが強くなってほほえましく感じられました。いつまでも2人と1匹が楽しく暮らせる予感に包まれた終わり方でよかった。2016/08/08
蕭白
2
シリーズ最終巻のような感じですが・・・。クマのことも決着ついていないし、ちょっと物足りない気がしました。が、話の方は最終巻らしく、百物語をモチーフに壮大なスケールでした。真っ直ぐ凛としたお久ちゃんが読めなくなるのは寂しいかぎりです。2012/01/29
三田主水
1
「怪談」の名に違わず、今回はかなりシリアスに怖い展開。ただ、そちらの印象が強くてシリーズ最終巻として見た場合には、いささか盛り上がりに欠けたかもしれません。2012/01/28
nekomatadesu
0
最終話とのことで購入。 当初は携帯小説そのもので読みにくかったけれども、 2巻目からはちゃんとラノベしてるし面白い。 終わり方も良いね。 でも、一つ忘れてるのが、「三味の縁結び」の章で出てきた老婆。 あれはいったいなんだったんだろう?2012/02/12
yasuyuki suzuki
0
シリーズ最終作、お久、金一、クマがハッピーエンドに終わってめでたしめでたし。クマの正体がもう少しわかればよかったかな?2020/05/28




