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出版社内容情報
王国復興の夢が現実に!? 半熟王女が選ぶ未来とは!?
ネーフェの記憶を取り戻すため、サリストバール遺跡に向かうカイルたち。しかしそこに、《賢者の隻眼》に加え、ロナン帝国軍も介入して来た!? 魔法王国滅亡の真相と復興、そしてカイルとネーフェの恋の決着は!?
内容説明
カイルたちは、ついにネーフェの失われた記憶を巡る終着点にたどり着く。現代では未踏となっていた、“世界の穴”ことサリストバール喪失遺跡。しかしそこに、“賢者の隻眼”に加え、ロナン帝国軍も介入してくるのだった。二千年前の古代魔法王国滅亡の真相に迫るとともに、それぞれの思惑が交錯しはじめる。そして、カイルとネーフェにも、究極の決断が迫られるのであった。はたして、魔法王国復興の夢と、ふたりの恋の決着は。
著者等紹介
湖山真[コヤマシン]
第11回角川学園小説大賞にて『ウォーターズ・ウィスパー』で奨励賞を受賞。『耳鳴坂妖異日誌』シリーズでデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mu@仔羊堂
4
シリーズ最終巻。意外にも途中で思っていたよりも良い大団円だった。これまでこの話はどこへ向かうのだろうと思っていたけど、この巻で古代の王国が滅んだ謎やネーフェが残された理由、そしてその顛末を一気に描いて見せてくれた。シリーズが進むことで思い入れの出来たキャラたちが良い具合に活躍して、うん、納得かな。まあ、役に立ってるはずなのにそれ以外が迷惑すぎて邪険にされるレナートスは、いっそ天晴れと言っておこう(笑)後はカイルとネーフェに幸あれ(国民作りはほどほどにね!)ついでにビアンカとヴェンヘルもね!2013/12/06
ごぅ。
3
最後まで緊張感があって楽しかった。最後のイラストをみては、はは、お幸せにとしか言えませんな。ビアンカの今後はちょっと気になりますが、これで幕引きということで残念。2012/02/22
ちゃか
3
「見事」。綺麗に終わらせに来たけど、どこか物足りない感じがするんだよなぁ。レナートスの魔剣も、今回は、代償も効果も釣り合った、割と使えるものだったのが残念。もう少しネタに走れよ、とか言ってみる。主人公の物騒な癖が、割と好きです。そして、最初に書いた、言葉のシーンが、良かった、かな。うん。2012/02/01
彼方
2
完結、綺麗なハッピーエンド。エルヌーク滅亡の真実など伏線はきちんと回収されましたが細かい展開がやや強引で少し残念、ミオの心変わりやカイルの魔力制御など、頁増やしてもっと丁寧にやってほしかったかな。あと前もそうだったと思いますが状況の描写が些か雑で読みにくい…。コメディ部分は相変わらずキャラクターが活き活きしてるようで安定してました。中々楽しめたシリーズではありますが素材やキャラクターが良かっただけに雑な所があるのが勿体ない作品でしたね…。イラストは最後まで素晴らしかった、表紙はシリーズの中で一番好きかも。2015/02/24
dousite_K
2
もう終わりなのが残念。作品全体の雰囲気も良かったし、各キャラも好きだったので、もうちょい続いてほしかった。話の内容的には綺麗にまとまっていて文句はないんだけどね。レナートスのキャラが魅力的すぎた。2012/02/12