角川ホラー文庫<br> ゴースタイズ・ゲート「イナイイナイの左腕」事件

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角川ホラー文庫
ゴースタイズ・ゲート「イナイイナイの左腕」事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041000335
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

警察庁科捜研心理三室。あらゆる不可思議な事件は、ここで解決される。

素手で頚部を抉るという人間離れした殺人が発生。判明したのは犯人が左利きということだけ。脳科学の視点から霊能力を鑑識捜査に導入した警察庁の三島夕季は、強力な霊能力を持つ少女・芙癸と事件を追うことになる。

内容説明

警察庁科警研心理三室。ここの目的は、霊能力者とその脳機能パターンを鑑識に導入すること。現場に煙たがられながらも今回、心理三室が投入されたのは、素手で頚部を抉るという人間離れした殺人事件。被害者は、PCに死体画像を山ほど蓄えたネットの心霊動画職人。判明したのは犯人が左利きということだけ。夕季は、いわくつきだが強力な霊能力を持つ少女・芙癸と共に事件を追うことになるが―。霊能鑑識事件簿、ここに開幕。

著者等紹介

中井拓志[ナカイタクシ]
1971年福岡県出身。立命館大学経済学部中退。97年『レフトハンド』で第4回日本ホラー小説大賞長編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はつばあば

55
今はAIがお経を唱えてそれを有難がる時代。幽霊や憑き物を専門機器を使い科学的な裏付けをするという警視庁科警研心理三室。はぁ・・機械や脳の構造がさっぱりわからんけどホラー好きの方には良いだろう。どこかの科警研本部には「その手のいわくつきの品」がフンダンにあるらしい。ああああ怖ろしや2019/06/11

じゅんぢ

18
オカルトを脳科学で解明するという設定はいいのにキャラに魅力がないのはどうなんだろかと思う。2018/01/23

薄荷飴

8
心霊現象を科学的に解明して事件を解き明かすという設定はテレビドラマ的で、ホラー要素もほとんどないため手に取りやすい印象。脳の構造がよくわからないので前頭葉だとか側頭葉がどうたらと言われてもイメージできないので図が欲しいところでしたが設定が面白いと思います。しかし、それが先行しすぎている気があって、人物たちの掘り下げが浅いように思いました。特に夕希はこれといった魅力もないままとりあえず他人のせいにする欠点が目についてしまい、どうも好きになれませんでした。せめて彼女の魅力がわかればもっと楽しめたのに。2013/04/02

眠る山猫屋

8
奇談。そうとしか言い様もない。微妙に奇妙な話を器用に語る作者です、個人的には好き。それにしても、また『左腕』かぁw 大脳生理学と脳機能分析を鑑識に取り入れ、理解不能な刑事事件を解決していく話なのだが…心霊現象や霊能力を科学的に分析している(ふりをしている)のが凄いですw “場の無意識”とか。リアルとトンデモの融合具合が絶妙(笑) キャラクターも、なかなか現代テレビドラマ風でいい。とくに婆には期待したい。シリーズ化してくれるかなぁ…2012/02/11

ぱなお

5
★★★☆☆警視庁科警研心理三室。幽霊や憑き物なんかの所謂"いわくつき"の事件を捜査・解明する部署。通常、科学では解明できない分野の事件を、脳に現れた変化やデータを基に、その謎を解いていく。そして、解明のキーマンである霊体質の一人の少女―この少女がかなりの曲者!(過去作の『アリス』をどこか思い出させるような・・・)題材やこの謎に満ちた少女の存在と、事件解明・・・面白いはずなんだけど、なんかかなり惜しい!!脳の解説が長いし、なかなかイメージし辛いっていうこともあるけど、とにかく惜しい!続編の方が評価高そう。2014/06/02

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