出版社内容情報
死を呼ぶテディ・ベアの行方は!?
「探してくれ、熊のぬいぐるみを。なかに爆弾が入っているんだ!」アパートで爆死した友人の“遺言”を受けて、消えたぬいぐるみの熊の行方を追う女子大生、野木由子。予測不可能!ジェットコースター・サスペンス!
内容説明
「探してくれ、熊の人形を。爆弾が入っているんだ」21歳の女子大生、野木由子は、アパートで爆死した友人・中原が最期に遺した言葉を聞き、テディ・ベアの行方を追う。しかし、中原の家から熊を持ち去った少女は殺され、次に手にした主婦は冷酷な夫の仕打ちに耐えかねて自殺を図る…。可愛いぬいぐるみは由子をあざ笑うかのように、手にした人々に不幸をもたらしていく。人間の悲喜劇を描いたユーモアサスペンス。
著者等紹介
赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年、福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞し、デビュー。作品が映画化されるなど、続々とベストセラーを刊行。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
72
爆弾が仕掛けられたテディベア。 人から人へと受け渡されていく。 爆弾が入っていることを知った人がおいかける。 返すといいながら、爆弾の入っていないテディベアを買って返す人がいる。 果てしない物語のように、延々と続く。 2011/12/04
にゃんころ
14
過激派とか、ちょっと古くさい表現多いなと思ったら、1982年の作品だったんですね。爆弾をおなかに抱えたテディ・ベアの行方を追っていくヒロインが様々な事件に巻き込まれるという展開で、赤川次郎らしい作品という印象。件のテディ・デアをたまたま手にした人達が次々と不幸な事件に巻き込まれるため、なんだか呪いの人形ホラーを読んでいる感じにも(^^; 不幸になりつつも、結果として良い方向に向かう人と残念な結末になる人との違いがわからない。下巻を読めば全体の印象が変わるかな? 2013/07/07
coco夏ko10角
12
感想は下巻で2022/08/14
隅っこゲーマー
2
クマのぬいぐるみに爆弾が、、、でもそんな物騒なこと言えやしないから、野木由子は内緒で探す。持ち主を転々とするうちに、関わった人たちに起こる事件がまた面白くて、やめられない。寝不足だー。2013/11/21
牧瀬ちゃみ
2
[2013年44冊目]:感想は下巻にて。2013/04/04