角川新書<br> 宇宙138億年の歴史―佐藤勝彦 最終講義

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角川新書
宇宙138億年の歴史―佐藤勝彦 最終講義

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  • サイズ 新書判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040825670
  • NDC分類 443.9
  • Cコード C0244

出版社内容情報

今から138億年前、熱い火の玉(ビッグバン)として生まれた宇宙。
では、それ以前の宇宙はどんな姿をしていたのだろうか。そもそもなぜ大爆発を起こしたのか? 
宇宙の現象を素粒子で解く「素粒子論的宇宙論」に基づき、宇宙創生の謎に迫るインフレーション理論を世界に先駆けていち早く発表した著者。
湯川秀樹に憧れて入学した京都大学での若き日々、そして益川敏英、小林誠などノーベル賞学者との出会いと共同研究など、研究の軌跡を辿りながら最新宇宙像に迫る最終講義の全記録。


【目次】

はじめに ――宇宙はなぜこれほど完成されているのか

序章 宇宙創生への旅
世界のあちこちにある宇宙創生の神話
宇宙への旅は自身のルーツを探る旅
身近な島宇宙、天の川銀河の発見
ニュートンの法則に合わなくなった現象
特殊相対性理論から一般相対性理論へ
宇宙の静止を信じたアインシュタイン
フリードマンによる「3つの宇宙モデル」
遠い銀河ほど速いスピードで遠ざかっていた
宇宙初期の火の玉の名残

第一章 超新星爆発の研究から、「宇宙の始まり」の解明へ
湯川博士の京大を目指して
宇宙人からの信号とまちがえたパルサーの発見
星が輝き始めるまで
太陽がたどる赤色巨星~白色矮星への道
核融合が終わり、超新星爆発が起こる
星の生涯は、その重さによって決まる
宇宙最大級の大爆発「極超新星」
研究の始まりは中性子星内部の地震(星震)
ノーベル賞学者ハンス・ベーテ博士との共同研究
溶けた原子核のパスタ構造
超新星爆発で吹き飛ばされるスターダスト
超新星爆発で取り残された中性子星
ニュートリノ閉じ込め理論を提唱
カミオカンデはニュートリノ天文台だった
星の重力崩壊の研究が爆発的に進んでいる

第二章 素粒子論的宇宙論の入り口に立って
きっかけとなったアイデア
世の中には4つの力がある
水爆も原爆も「強い力」によるもの
もとは1つの力が枝分かれした
対称性がズレたことで宇宙が生まれた
重さを持つプロセス
超伝導状態なら、光子は重さを持つ!?
宇宙創生の瞬間に起きた4つの相転移
プランク時間とは?
インフレーションによるすさまじい急膨張
2種類の相転移
観測で支持されたインフレーション理論
北欧理論物理学研究所で考えていたこと
インフレーションの名づけ親、アラン・グース
なぜ138億年も平坦さを保つのか
相転移が終わる時期の見当を付ける

第三章 インフレーションによって解決した問題
平坦性問題
情報伝達の限界──地平線問題
宇宙の大規模構造
モノポール問題
物質と反物質の問題
「宇宙項」が復活した?
宇宙の多重発生
インフレーションはビッグバン宇宙をつくるメカニズム

第四章 なぜ今第2のインフレーションが起きたのか ――未解決の問題と人間原理
陽子が崩壊するなら物質宇宙は消滅する
大統一理論の単純な模型は、破綻した!
超ひも理論が示す、カラビ=ヤオ空間の不思議
ブレーン、反ブレーンの衝突
暗黒物質エネルギー
「人間原理」を安易には適用しない
LHCは3つの謎に答えることができるのか
重力波の検出が描き出す宇宙初期の姿
原始重力波の観測を願って

内容説明

ビッグバンは「始まり」ではなく、インフレーションがもたらした「結果」。ビッグバンの、その前、宇宙誕生10のマイナス36乗秒後の姿を解き明かす。「インフレーション理論」の超入門!理論提唱者の最終講義に、最新の成果を加えた決定版。

目次

序章 宇宙創生への旅―138億年の彼方へ(世界のあちこちにある宇宙創生の神話;天文学のパイオニアたちがイメージした宇宙の始原 ほか)
第一章 超新星爆発の研究から、「宇宙の始まり」の解明へ(湯川博士の京大を目指して;宇宙人からの信号とまちがえたパルサーの発見 ほか)
第二章 素粒子論的宇宙論の入り口に立って(きっかけとなったアイデア;世の中には4つの力がある ほか)
第三章 インフレーション理論によって解決した問題(平坦性問題;情報伝達の限界―地平線問題 ほか)
第四章 なぜ第2のインフレーションが起きたのか―未解決の問題と人間原理(GUTでX粒子を仮定する;陽子が崩壊するなら物質宇宙は消滅する ほか)

著者等紹介

佐藤勝彦[サトウカツヒコ]
1945年、香川県生まれ。東京大学名誉教授。京都大学理学部卒業、同大学大学院理学研究科博士課程修了。90年より東京大学教授を務め、2009年に定年退職。この間、東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター長、日本物理学会会長などを歴任。その後、明星大学客員教授、自然科学研究機構機構長、日本学術振興会学術システム研究センター所長などを務める。専攻は宇宙論・宇宙物理学。「インフレーション理論」を世界に先駆けて提唱し、宇宙創生直後の急膨張モデルを確立した。02年紫綬褒章受章、10年日本学士院賞受賞、14年文化功労者、18年瑞宝重光章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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