角川新書<br> 無支配の哲学―権力の脱構成

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角川新書
無支配の哲学―権力の脱構成

  • 栗原 康【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 408p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040825137
  • NDC分類 309.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

なぜ、まったく自由を感じられないのか?
カネ、人間関係、国家、社会。
数々の支配と強制の理屈を『超人ナイチンゲール』著者が打ち砕く!

アナキズムとは、「支配されない状態」を目指すことだ。
“自由で民主主義的な社会”であるはずなのに、なぜ私たちはまったく自由を感じられないのか? 息苦しくなるほどに、束縛を感じてしまうのはなぜか?
この不快な状況を打破する鍵がアナキズムだ。無支配、無強制という視点で社会契約論から洗い直し、所有概念等を再考、さらにパリ・コミューンやロシア革命の正負両面を検証。
無支配、無強制という視点から過去の思想と実践をわかりやすく振り返りつつ、現代社会の数々の「前提」をアナキズム研究者が打ち砕く、無支配の思想史!
■友情とは、コミュニケーションを爆破するということだ
■ルイズ・ミシェル。パリ・コミューンで大活躍した女性は石油放火女と呼ばれた
■新自由主義の精神は「小さくまえへならえ」にすぎない
■契約も交換も自明のことなんかじゃない。

神を突破せよ、この世界を罷免してやれ
■一番たちが悪いのは、民主主義の名のもとに憲法制定権力をたちあげることだ。
■現代はインフラが権力となっている
■なんどでも、権力の脱構成をやってやろう
■社会契約をクーリングオフせよ
■戦闘的退却主義という方法
※本書は2018年7月に小社より刊行された『何ものにも縛られないための政治学 権力の脱構成』を、正題を改題の上、加筆修正したものです。

【目次】
新書版はじめに
第一章 社会契約って、いつむすんだの?
第二章 自由をぶっとばせ   
第三章 革命はただのっかるだけだ
第四章 革命はどうやっちゃいけないのか?
第五章 ゼロ憲法を宣言する    
おわりに
主要参考文献

内容説明

“自由で民主的な社会”であるはずなのに、なぜまったく自由を感じられないのか?息苦しくなるほどに、束縛を感じてしまうのはなぜか?この不快な状況を打破する鍵がアナキズムだ。これは「支配されない状態」を目指す考えである。無支配、無強制という視点で社会契約論から洗い直し、所有概念等を再考、更にパリ・コミューンの敗因やロシア革命の正負両面を検証し、現代社会の数々の「前提」をアナキズム研究者が打ち砕く。

目次

第1章 社会契約っていつしたの?(ぼくは毎日、過去の天気予報をみています;一票、一票って、うるせえんだよ ほか)
第2章 自由をぶっとばせ(われわれは都会の原始人だ;窃盗をするということは、奴隷を解放するのとおなじことだ 義をもってやれ!!! ほか)
第3章 革命はただのっかるものだ(動物なめんな、さあ生くぞ!;おまえが舵をとれ―バクーニンのパリ・コミューン論 ほか)
第4章 革命はどうやっちゃいけないのか(こん棒をもったサルの群れ;革命家は革命を殺す ギロチン、ギロチンでございます ほか)
第5章 ゼロ憲法を宣言する(民主主義は統治の原理そのものである;孤独の歌をうたえ、やっせんぼ! ほか)

著者等紹介

栗原康[クリハラヤスシ]
1979年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。東北芸術工科大学非常勤講師。専門はアナキズム研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ばんだねいっぺい

30
Captain of the ship を背景に 栗原節がこだまして元気をもらえる一冊だ。どんどんとアナキズムが身近なものに思えてくるから不思議だ。国家に抗する社会はぜひ読みたい。弱さを武器に変える知恵を導入してやっていきたい。2024/09/03

chie

28
よみ終えるまで2週間かかったけれど、ひたすら痛快だった。誰かの自由が犠牲になっている自由なんて、確かにぞっとする。誰の自由も侵害しない自由を手に入れるには? そもそもそんな自由は可能なのか? それを可能にするのは、自分の自由を手放した時なんじゃないかと、この本を読んでいて思った。生きてる間に、できることかな?「とまあ、いろいろとかいてきたが、なにをいいたかったのかというと、権力とやりあうときは、ガチでとっくみあっちゃダメだということだ。」2025/01/04

羊山羊

6
読了。2025/07/16

Mealla0v0

4
資本主義の打倒を掲げ、国家権力の奪取を目指すような革命観では、結局のところ、国家・企業同様、トップダウンの組織を作り出し、支配を生む。いや、デモにしても、選挙にしても、民主主義はよりより統治を目指す運動として、支配をより巧妙に強力にするものでしかない。重要なのは権力の脱構成だ。――本書の理論的主張はこのようなものだが、このような要約だけを見れば、そうは言っても……となるかもしれない。だが、本書で紹介されているエピソードは、我々の常識を爆散させ、生きる力を取り戻すきっかけになようなものばかりである。2024/09/08

ishii.mg

2
この間の栗原の著作と重複も多い。が、ドイツ革命のあらすじ、ロシア革命のあらすじがわかりやすく超簡潔に記載。ランダウア―やとりわけシュティルナーの解読はありがたく感じた。シュティルナーを一人で読むのはつらい。次の権力を構築する革命の無意味さを説き、離脱、脱構成を論じるところはアナキズムの神髄か。2025/01/17

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