角川新書<br> 部首の誕生―漢字がうつす古代中国

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部首の誕生―漢字がうつす古代中国

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040825120
  • NDC分類 821.2
  • Cコード C0222

出版社内容情報

【「横」は木(きへん)、「特」は牛(うしへん)はなぜ?】
「虹」はなぜ「虫」がつくのか、「零」はなぜ「雨」なのか……身近な部首の起源を探ると、古代中国の景色が見えてくる! 現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた、中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から、西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、漢字は中国王朝史と共に変化を遂げてきた。甲骨文字研究の第一人者が、漢字の部首の成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす。

「零」は「わずかに雨が降る」様子だった
「示」は祭祀用の机に供物が載っている
「酬」は本来「酒をすすめる」こと
「聖」は「よく聞く」人を讃えた文字

【目次】
はじめに──部首は古代世界の縮図
序 章 漢字の歴史──甲骨文字から楷書へ
第一章 部首の歴史──『説文解字』から『康煕字典』へ
 □コラム 甲骨文字の部首と配列
第二章 動植物を元にした部首──「特」別な牛、竹製の「簡」
 □コラム そのほかの動植物を元にした部首
第三章 人体を元にした部首──耳で「聞」く、手で「承」ける
 □コラム そのほかの人体を元にした部首
第四章 人工物を元にした部首──衣服の余「裕」、完「璧」な玉器
 □コラム そのほかの人工物を元にした部首
第五章 自然や建築などを元にした部首──「崇」は高い山、「町」は田のあぜ
 □コラム そのほかの字素の部首
第六章 複合字の部首──より多様な概念の表示
 □コラム そのほかの複合字を元にした部首
第七章 同化・分化した部首──複雑な字形の歴史
 □コラム そのほかの同化・分化した部首
第八章 成り立ちに諸説ある部首──今でも続く字源研究
 □コラム 字源のない部首
おわりに──漢字の世界の広がり

索引

内容説明

文字を組み合わせることで多様な意味を表現できる「漢字」。その基となる214部首のうち約8割は、3千年以上前の中国史最古・殷王朝ですでに出現していた―身近な部首の疑問を通じて、古代の文化と社会に迫る!

目次

序章 漢字の歴史―甲骨文字から楷書へ
第1章 部首の歴史―『説文解字』から『康熙字典』へ
第2章 動植物を元にした部首―「特」別な牛、竹製の「簡」
第3章 人体を元にした部首―耳で「聞」く、手で「承」ける
第4章 人工物を元にした部首―衣服の余「裕」、完「璧」な玉器
第5章 自然や建築などを元にした部首―「崇」は高い山、「町」は田のあぜ
第6章 複合字の部首―より多様な概念の表示
第7章 同化・分化した部首―複雑な字形の歴史
第8章 成り立ちに諸説ある部首―今でも続く字源研究

著者等紹介

落合淳思[オチアイアツシ]
1974年、愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員。専門は甲骨文字と殷代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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よっち

24
身近な部首の起源について、甲骨文字研究の第一人者が古代中国における漢字部首成立の過程を辿り、文化、社会、自然観との関係性を解きほぐす1冊。現在使われる214部首のうち約8割が誕生していた中国史上最古の王朝・殷。当時の甲骨文字から西周の金文・秦の篆書・中世の楷書へと、中国王朝史と共に変化を遂げてきた漢字の変遷を辿る一方、動植物や人体、人工物、自然や建築、複合字や同化・分化したもの、成り立ちに諸説ある部首など、タイプ別に分類された様々な部首が、その過程で形や意味を変えながら今に繋がる様子を興味深く読めました。2024/11/05

山中鉄平

2
漢字の成り立ちを知るのは面白い。「部首の……」の題名に惹かれて手に取って眺めた。読後、内容はほぼ記憶に残ってないが良い経験が出来た。形声文字の音符という概念が気になって未だモヤモヤしている。2024/12/15

なつみかん

0
漢字の構成部品である部首は結構象形文字(古代の絵文字、LINEスタンプ)でした。気づきの一冊。知らなかったものをピックアップ 手(て)五本指の象形 又(また)五本指が3本に省略 廾(にじゅうあし)両手でもつことの象形 鬯(ちょう)香りをつけた酒。酒器と点で香草を表す 鬲(れき)煮炊きに用いた三足の器。鼎より足が太く中空 豆(まめ)食物を盛るための高坏 瓦(かわら)かわらの 鹵(ろ)塩を入れた袋 网罒(あみがしら)網 癶(はつがしら)両足 2025/01/31

インテリ金ちゃん

0
日頃お世話になっている漢字だが、4,000年前の発生を辿るのは大変。同じ部首だと思っていたものの起源が違ったり、意外な知見を得られて楽しかった。2025/01/09

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