出版社内容情報
伊勢と出雲、ヤマトタケル、天皇陵古墳……『古事記』と『日本書紀』は歴史であると同時に物語だ。遺跡発掘による史料を加え考古学的な検証スタイルを確立した「古代学」の第一人者が日本古代史を読み直す。
内容説明
『古事記』と『日本書紀』を創作だとして退ける歴史学者もいる。しかし、実際の土地と一致する記述も多く古代を読み解くうえでは欠かせない。ヤマトタケルは実在したか、天皇陵古墳に本当に眠るのは誰か…客観的な考古学資料と神話を含む文献史料を総合した検証スタイルで、日本古代史を読み直す。「仁徳天皇陵」を「大山古墳」と地名で呼ぶよう提唱した考古学界の第一人者による総決算!
目次
第1章 イワセ彦とその妻たち
第2章 タケハニヤス彦とミマキイリ彦の戦い
第3章 箸墓伝説と纏向遺跡
第4章 大和古墳群と大王陵
第5章 倭大国魂神と中山大塚古墳
第6章 イクメイリ彦の諸問題
第7章 アメノヒボコ
第8章 ヤマトタケルと白鳥
第9章 オオタラシ彦の大旅行
第10章 タラシナカツ彦の死をめぐって
第11章 神功皇后をめぐって
第12章 応神天皇と日向の髪長媛
第13章 仁徳天皇と皇后磐之媛
第14章 仁徳天皇と都市づくり
第15章 仁徳天皇の子供たち
第16章 倭王興から倭王武のころ
第17章 伊勢と出雲での二つの発掘
第18章 越と継体・欽明王朝
著者等紹介
森浩一[モリコウイチ]
1928年大阪市生まれ。同志社大学名誉教授。日本考古学・日本文化史学専攻。同志社大学大学院修士課程修了、高校教諭、同志社大学講師を経て72年から同大学文学部教授。環日本海学や関東学など、地域を活性化する考古学の役割を確立した。2012年第22回南方熊楠賞を受賞。13年8月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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