角川新書<br> 小牧・長久手合戦―秀吉と家康、天下分け目の真相

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小牧・長久手合戦―秀吉と家康、天下分け目の真相

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  • サイズ 新書判/ページ数 404p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040824949
  • NDC分類 210.48
  • Cコード C0221

出版社内容情報

信長亡き後も続いた、織田家を頂点とする政権。しかし、次第に深まる内部分裂によって、織田家の筆頭にいた織田信雄と同盟者の徳川家康、織田家臣ながら有力者の羽柴秀吉による合戦が勃発した。秀吉政権を成立させ、さらに後の家康の天下取りの起点にもなった、真の「天下分け目の戦い」の全貌を、気鋭の歴史文学者が明かす。

【目次】
はじめに
序 章 本能寺の変と織田政権の動揺
第一章 「織田体制」の成立と再編
  一、清須会議と「織田体制」(「清須体制」)の成立
  二、「清須体制」の崩壊と「織田体制」の再編
第二章 小牧・長久手合戦始まる
  一、信雄と秀吉の断交
  二、熾烈な外交戦
  三、尾張・伊勢一向宗門徒の動向
  四、小牧山・楽田間の対陣と伊勢の戦局
第三章 濃尾平野の地形と両軍の布陣
  一、戦国期濃尾平野の景観復元
  二、二つの「尾州小牧陣図」を読み解く
  三、両軍の城砦と布陣
第四章 小牧・長久手合戦と周辺諸国
  一、緊迫する信濃情勢
  二、東美濃の攻防戦
  三、畿内の戦役
第五章 長久手合戦と戦局の転換
  一、長久手合戦
  二、戦線の拡大――尾張西部での合戦
  三、戦線の拡大――蟹江合戦
第六章 小牧・長久手合戦の終結と「織田体制」の崩壊
  一、信雄・秀吉の和睦と「織田体制」の崩壊
  二、関白政権の樹立と徳川家康
終 章 小牧・長久手合戦の歴史的意義
おわりに
主要参考文献一覧 

内容説明

信長亡き後も続いた、織田家を頂点とする政権。しかし、次第に深まる内部分裂によって、織田家の筆頭にいた織田信雄と同盟者の徳川家康、織田家臣ながら有力者の羽柴秀吉による合戦が勃発した。秀吉政権を成立させ、さらに後の家康の天下取りの起点にもなった、真の「天下分け目の戦い」の全貌を、気鋭の歴史学者が明かす。

目次

序章 本能寺の変と織田政権の動揺
第一章 「織田体制」の成立と再編
第二章 小牧・長久手合戦始まる
第三章 濃尾平野の地形と両軍の布陣
第四章 小牧・長久手合戦と周辺諸国
第五章 長久手合戦と戦局の転換
第六章 小牧・長久手合戦の終結と「織田体制」の崩壊
終章 小牧・長久手合戦の歴史的意義

著者等紹介

平山優[ヒラヤマユウ]
1964年、東京都生まれ。立教大学大学院文学研究科博士前期課程史学専攻(日本史)修了。専攻は日本中世史。山梨県埋蔵文化財センター文化財主事、山梨県史編さん室主査、山梨大学非常勤講師、山梨県立博物館副主幹、山梨県立中央高等学校教諭などを経て、健康科学大学特任教授。大河ドラマ「真田丸」、「どうする家康」の時代考証を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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パトラッシュ

134
関ヶ原に比べ日本史上の扱いが小さい小牧・長久手の合戦だが、その重要性は劣らず大きかったとわかる。本能寺以後も形式上は続いていた織田体制から、秀吉政権に移行する決定的な契機になったのだから。強いリーダーでなければ家が保てない戦国時代にあって、秀吉に連敗し和睦に追い込まれた信雄は信長の後継者に不適格だと暴露してしまった。一方で局地戦とはいえ長久手で勝利した家康は、戦略的には敗北したが広く人望を集めるに至った。世の人びとが天下の行方を左右すると認識していた点で、確かに本当の意味で天下分け目の合戦といえるだろう。2025/02/09

名古屋ケムンパス

43
「小牧・長久手の戦い」の歴史的意義を詳らかにし、本能寺の変の後、清須会議の合意にも拘わらず、織田政権が崩壊していった謎が丹念に解き明かされます。合戦の尾張周辺の地のみならず、関東、北陸、畿内、西国、四国の大名らをも巻き込んだ多角化した抗争のうえ、織田体制下の主従が逆転した過程が参戦の武将たちの戦績とともに克明にされます。日本史の教科書が省略しがちな「第一の天下分け目の戦い」の骨太のサブノートです。2025/02/25

のぶのぶ

37
織田信雄と徳川家康vs豊臣秀吉。小牧長久手で行われた戦い以外でも戦いが行われ、織田体制の維持か、秀吉が覆すか。信雄が秀吉になびく家老を誅すところから始まる。濃尾平野をめぐる陣取り合戦。川が今と違い、枝分かれ、島のようになっている。もちろん、小牧長久手で行われた三河中入りの攻防は面白い。犬山城、小牧山城、白山林合戦古戦場、長久手、岩崎城、岡崎城と実際に行ってみると位置関係や距離感が分かり、歴史散策はやめられない。ミスターこまなが内貴健太さんの著書をガイドブックに家康が秀吉に屈するまで網羅、語り尽くせぬ面白さ2025/02/17

よっち

34
小牧・長久手合戦。秀吉政権を成立させ、さらに後の家康の天下取りの起点にもなった、羽柴vs織田&徳川による真の「天下分け目の戦い」の全貌を明かした1冊。信長の武田攻めから本能寺の変に至る流れと織田政権の動揺。清須会議による織田体制の成立と、小牧・長久手合戦に至るまでの経緯。濃尾平野の地形と両軍の布陣、小牧・長久手合戦と周辺諸国の動向。 戦局の転換とこの戦いがもたらしたもの。信長父子の横死後も形の上では「織田体制」は維持継続されていたこと、その崩壊の直接のきっかけとなった合戦の解説はなかなか興味深かったです。2025/02/11

みこ

29
いや、タイトルがすでにミスリード。秀吉VS家康の印象が強い小牧・長久手の戦いだが実際にはまだ清州会議後の織田体制が続いており、織田政権下における信雄VS秀吉というのが実際のところ。ただ、西は毛利あたりから東は北条・上杉あたりまでを巻き込んでおり、関が原並みのスケールで天下分け目というのは本質を突いている。この合戦を持って秀吉が天下人となったという認識でよさそう。相手が悪かっただけでそれなりに頑張っていた信雄の評価はちょっとだけ上がったかも。逆に晩節を汚した滝川一益の評価が下がってしまった。2025/01/26

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