角川新書<br> 昭和と日本人 失敗の本質

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角川新書
昭和と日本人 失敗の本質

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040824437
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0221

出版社内容情報



半藤 一利[ハンドウ カズトシ]
著・文・その他

内容説明

昭和史の語り部・半藤一利が自身の戦争体験を交え、第二次世界大戦を通して日本がおかした失敗を検討する。各紙による国際連盟脱退支持、陸軍が不問にしたノモンハン事件大敗、大本営の国際感覚の欠如…山のような史料の背後から日本が敗亡に陥った結接点が浮かびあがってくる。「歴史探偵」の原点が垣間見える著者初期の原稿の数々。歴史の面白さを味わわせてくれる傑作が待望の復刊!

目次

第1章 大日本帝国の戦争目的(新聞がリードした開戦への道―伊藤正徳主筆「時事新報」の抵抗;吉田茂の対中国強硬論;大日本帝国の戦争目的―日清・日露戦争の開戦の詔書から落とされたもの;山本五十六が恐れた「衆愚」集団主義;「太平洋戦争ってナーニ?」―歴史は面白い)
第2章 「大艦巨砲」よ、さらば!(ノモンハン事件症候群―南進・対米戦争への道;ルーズベルトの甘い言葉―むなしかった日米首脳会談;海軍は「善玉」なるか?―軍縮なんかクソ喰らえ;「大艦巨砲」よ、さらば!―無用となった戦艦七十九隻;墓標一万六千浬―五隻の潜水艦;知られざる東条暗殺計画)
第3章 「最後の聖断」が訴えたもの(歴史の中の長岡空襲と新潟;幻のソ連の「日本本土侵攻計画」;「天皇制を残さなくてはならない」―米国務次官・グルーの見識;スターリンが決断した「シベリア抑留」;「最後の聖断」が訴えたもの;敗戦と「どうせ」「いっそ」「せめて」―日本的ということ;敗戦への道と鈴木貫太郎)

著者等紹介

半藤一利[ハンドウカズトシ]
1930年、東京都生まれ。作家。東京大学文学部卒業後、文藝春秋新社(現・文藝春秋)へ入社。「週刊文春」「文藝春秋」編集長、専務取締役を歴任。著書に『漱石先生ぞな、もし』(新田次郎文学賞)、『ノモンハンの夏』(山本七平賞、以上文藝春秋)、『昭和史 1926‐1945』『昭和史 戦後篇 1945‐1989』(毎日出版文化賞特別賞)など多数。2015年菊池寛賞受賞。2021年1月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あすなろ

90
お亡くなりになつてもっとリアルタイムに著作を拝読しておけば良かったと想う事は読書人なら誰しもあるであろう。僕にとりそんなお一人である半藤氏。傑作の復刊という帯に惹かれ書店にて購入。確かに歴史探偵の原点が見える傑作エッセイ集である。歴史や社会をそう捉えるのだ、こう見てみたいものだ、こういう事があったのだ等、歴史に我々は学ぶべしという忘れがちな事を純粋な好奇心を昂らせ気付かせてくれる。それがまた話題豊富で知らぬ事多いのである。例えば、ソ連は東北以北を領土化するつもりだった等、知り得なかった事や見方が満載である2022/09/25

ジュンジュン

9
去年亡くなった半藤さん。名前とタイトルだけで手に取ってはみたものの、正直…(微妙だなあ)…。かなり前に発表されたコラムを集めたもので、大まかなテーマで章分けされてはいるものの、雑多な印象は拭えず。ただ、第三章、終戦の過程を外側から見た、「天皇制を残さなくてはならない~グルーの見識」と「幻のソ連『日本本土侵攻計画』」はスリリングだった。2022/10/31

CTC

8
7月の角川新書新刊。15年には角川文庫になっていて(13年に吸収した中経出版のブランドで刊行していたよう)、その前には11年に新講社ワイド新書(同社は21年6月に破産)でも刊行されていたようだ。初出は73年〜07年までの雑誌記事18本。新講社版刊行時には“歴史探偵の原点”の惹句が使われているが…まぁ犬の散歩位の探索ぶりかなぁ。以前に読友様から“○○の本質”という本に碌な本はない、とお教え頂いたものだが、ついついね、買っちゃうんだけども…いよいよコレはダメだと思ったしだい。2022/11/23

のせなーだ

1
戦後の歴史教育を受けていない国民。教科書で真実を教えなさすぎる。人間的、歴史的責任を放棄する国家が歴史知らずの国民を作る。戦争の真実は氏らの声で繰り返し教え続けなければならないのが事実だ。反省とは同じ過ちを繰り返さないこと。最悪の不幸、戦争の惨さを経験していない人間が政権を握り、今の時代に一方的に国葬なんて決行し、防衛力増強までするって何ですか。反戦より、戦争への抵抗が低下する空気。経験もなく権力だけで戦争を始め、その膨大な無駄を、何より終結させる能力が自覚ない。まるでいつか来た道へ悪循環の恐ろしさ。2023/01/06

エツロー

0
著者が戦争を終結させた鈴木貫太郎首相の聖断を非常に高く評価しているのが印象的。平和主義者のイメージがあった吉田茂が実は対中国強硬派の外交官だったこと、実は極秘の東條英機の暗殺計画があったこと、原爆が実は新潟と小倉にも投下される可能性があったことなど、今まで知らなかったことも多かったが、中でも、ルーズベルトが死んでいなかったら日本が朝鮮のように分割されていたかもしれないという内容と、ソ連の侵攻に対して日本のトップが国際法に無知だったことが現在の領土問題の原因になっているという内容に非常に驚いた。2023/03/26

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