角川新書<br> ブラック支援―狙われるひきこもり

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角川新書
ブラック支援―狙われるひきこもり

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040824161
  • NDC分類 368
  • Cコード C0236

出版社内容情報

(章立て)
プロローグ
第一章 熊本への旅
第二章 狙われる「ひきこもり」たち
第三章 なぜ頼るのか--孤立する家族
第四章 熱血救済人――持ち上げるメディア
第五章 望まれる支援とは
第六章 思い出
第七章 裁判――それぞれの戦い
終章 タカユキさんはなぜ死んだのか

内容説明

中高年でひきこもり状態の人は61.3万人、15歳以上では100万人超と推計されている。行政の支援は緒に就いたばかりで、民間の支援業者もあるが、支援業についての関係法令も設置基準もないため玉石混交だ。藁にもすがる思いの親は1000万円を超えるお金を支払い、子どもの回復を願うが、そこでは暴力被害の訴えも相次いでいた。ひきこもり支援をうたうビジネスの現場を追い、求められる支援のあり方を探る。

目次

第1章 熊本への旅
第2章 狙われる「ひきこもり」たち
第3章 なぜ頼るのか―孤立する家族
第4章 暴力か救済か―メディアの教訓
第5章 望まれる支援とは
第6章 思い出
第7章 裁判 それぞれの戦い
終章 タカユキさんはなぜ死んだのか

著者等紹介

高橋淳[タカハシアツシ]
山梨県甲府市出身。朝日新聞記者。山梨日日新聞記者をへて2006年に朝日新聞社に入社。北海道報道センター、東京本社社会部などを経て、特別報道部でひきこもりの状態にある人や家族についての取材を始める。2021年に朝日新聞デジタルと朝日新聞で連載した「#ひきこもりのリアル『引き出し』ビジネス」が、いずれも市民団体が選ぶ「貧困ジャーナリズム大賞」の貧困ジャーナリズム賞と、「2021年メディア・アンビシャス大賞」の活字部門優秀賞を受賞した。支援をめぐる課題をテーマに取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ぐっち

18
引きこもりを何とかしたい気持ちはわかるが、無理やり引きずり出すのはダメってことがわかった。息子が餓死してしまったお母さんの後悔が切なすぎる。ただ、業者はケア的な知識や意欲はなさそうだけど、餓死させるつもりまではなかった気がする。ほかに良き支援がなかったのも事実で難しい問題。2023/10/28

田中峰和

6
8050問題は引きこもりの末期症状でもある。年金が潤沢に支給される親世代が働かない子どもを養い続ける。自分の死が近づくと扶養家族となった子どもの行き先が不安になる。数十年も引きこもった子どもは親の言うことは聞かないし、他人の力を借りようとする。結果として自立研修センターを名乗る悪徳業者が暗躍する。彼らは親の依頼を受け高額の費用を払わせ、引き出し屋となって拉致していく。親の依頼があったのを理由に、警察や行政にはタッチさせない。気の弱い被害者は業者の言いなりになって、餓死。戸塚ヨットスクールを思い出す。2024/04/23

しげ

6
「ひきこもり支援」をうたう悪質な民間ビジネスに迫るルポタージュ。あまりにも高額でずさんな支援内容に唖然としました。そうした得体の知れない民間ビジネスにすがりたくなってしまうほど、ひきこもりは本人だけでなく、家族にとっても大きな苦しみを伴う問題だと感じました。アウトリーチでの支援に取り組む行政の方、当事者団体の方の活躍にひとすじの希望の光を見ました2023/10/12

TOMTOM

6
長年にわたって引きこもっている子どもを何とかしたいと、行政に助けを求め、たらいまわしにされ、時間だけが過ぎ、ある日テレビやネットで見つけた『引き出し屋』にすがりつくように連絡してしまう、その親心は否定はできない。本書は悪徳な引き出し屋についてだけでなく、引きこもり当事者、家族会、アウトリーチを行っている行政などさまざまな角度から引きこもりに対する支援がどうあるべきかを伝えようとしている一冊。いろいろと考えさせられます。2023/09/22

きくまる

5
ひきこもりを救うと銘打ち、途方に暮れている親から金をとり、自尊心も自信もなくしている当事者を言葉で制圧して引き出し、監禁に近い状態から強引に就職させていた業者の実態の取材。強引に就職させられて、餓死の状態で発見された息子の親御さんの後悔を軸に、まっとうな支援を地道に続ける人々も取材している。この業者の出現は、ひきこもりや社会になじめず孤立する人々を、甘えだ、我慢が足りない、親の甘やかしと考える世間も原因の一端かも。亡くなった方のひきこもりの原因となった会社で、一体何があったのかの取材がなかったのが残念。2023/09/30

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