角川新書<br> ステップファミリー―子どもから見た離婚・再婚

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ステップファミリー―子どもから見た離婚・再婚

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040823676
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0236

内容説明

子どもは「新しい親」を求めていない!「親になろうとしてごめんなさい」。ある幼女虐待死事件の裁判で、継父の被告が発した言葉はすべてを象徴していた。“ステップファミリー=再婚者の子がいる家族”では、継親の善意が子どもを追いつめやすい。「親代わり、良い親にならなければいけない」。日本の伝統といえる家族観が親も子も不幸にしている。現実を受け止めた先に見える、親子が幸福に生きる“家族の形”。

目次

第1章 家族の悲劇をどう読むか―虐待事件の背景にある離婚・再婚(児童虐待事件とステップファミリー;「親になろうとしてごめんなさい」―「ふつうの家族」という落とし穴? ほか)
第2章 離婚・再婚の変化と「ふつうの家族」(親の離婚・再婚を経験する子どもの増加;近代以前の日本は離婚・再婚に寛容な社会 ほか)
第3章 「ふたり親家庭」を再建する罠(「新しいお父さん」「新しいお母さん」になるという落とし件;親の離婚・再婚を経験した子どもたちの声 ほか)
第4章 世帯を超えるネットワーク家族へ(世帯を超えるネットワークとしての家族;「おじさん」は、母の夫で、私にとっては相談相手 ほか)
第5章 ステップファミリーの未来へ―どのような支援と制度が必要か(対立する二つのタイプのステップファミリー;「非現実的な期待」を抱きやすい親と継親 ほか)

著者等紹介

野沢慎司[ノザワシンジ]
1959年生まれ、茨城県水戸市出身。1989年、東京都立大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得満期退学。社会学修士。専門は家族社会学、社会的ネットワーク論。明治学院大学社会学部教授。2001年より菊地真理らと協働して日本のステップファミリー研究を牽引。その間、フロリダ州立大学・オークランド大学で客員研究員。支援団体SAJと協力して一連の国際会議を開催する

菊地真理[キクチマリ]
1978年生まれ、栃木県宇都宮市出身。2009年、奈良女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程修了。博士(学術)。専門は家族社会学、家族関係学。大阪産業大学経済学部准教授。2001年よりステップファミリー研究および当事者支援団体SAJでの活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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15
20万5972人。これは、2019年に親の離婚を経験した未成年の子どもの数だ。予想以上に多い。もちろん親が再婚して幸せな暮らしを送れるようになった子どももおり、親の離婚が子どもを不幸せにすると一概には言えない。だが、子どもが継親に虐待されたニュースを見るたびに、なんとも言えない気持ちになる。本書は、昨今のステップファミリーに見られる落とし穴を指摘する。子ども目線の「家族」とは何か、再婚家庭へのアドバイス、法改正への提言もある。また、よりよいステップファミリー関係を築いていくための手引き書にもなる一冊。2021/09/07

白黒豆黄昏ぞんび

13
結婚してから今までこのことで悩まなかった日はない。いつでもどんな場面でも葛藤がつきまとう。とにかくわたしは周りの理想に応えるために自分を追いつめるのだけはやめようと思う。2021/11/07

カッパ

11
私の周りでも離婚や再婚はよくあるのだが、そうだな。 確かにどちらかの親を選ぶって変だなと思うし、再婚により荒れる子は多いように思っていた。外国のようになれとは言わないし親になれる人もいるのかもしれないけど、失敗ケースも多い。それなら無理せずみんなで子供は子供として支えよう。みたいなものもあっても良いなとは思いました。2024/03/17

ふなこ

5
題名が知らない概念だと思ったので。繰り返し出てくる「ステップファミリーは『ふつうの』家族であることを周りからも求められ、自分たちも求めるが、『普通の家族』では無いので、そうはなれない」という考え方のが衝撃的だった。継父・継母・継子という言い方はなんだか冷たいと思うが、その考えも継子には「ぽっと出の大人を急に親と思え」と強制させることだと書いてあり、私は加害者だったのかと驚いた。2021/10/31

木麻黄

4
ステップファミリーの基本を学ぶの続編というか、補遺のような内容になっています。ただし、これまでのSF支援者の提言よりも、より「継親は実親になれない。そして、なる必要もない。」というメッセージが、確信度を増して込められているように思います。SF支援は、心理支援の問題である以上に、古い制度の遺物をどう処理するかという、社会改革の問題という側面が非常に大きいのではないでしょうか。単独親権制度の狭小な枠付けが、現実の多様な家族関係の在り方に全くそぐわなくなってきているのは、否定できません。実の詰まった新書でした。2021/01/31

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