出版社内容情報
現役42歳ゴールキーパーを支える力とは何か?
内容説明
順風満帆に見えて、実際は今ほど整っていない環境での海外移籍や度重なるケガなどつらい時期を幾度も乗り越えてきた。メンタルが問われるゴールキーパーという特殊なポジションで自分を支え続けるものは何なのか。
目次
第1章 苦境のおしえ(どこかで風向きは変わる。自分に流れがくることは絶対にあると信じて、いつもやってきた;イングランドのポーツマスFCに移籍して三か月も経たないうちに会長に言われた。「もう、日本に帰ったほうがいいのではないか」 ほか)
第2章 人を育てるということ、組織(チーム)を率いるということ(子どもの頃、火事で家が全焼した。そのとき父は「一年でまた建てる」と言い、それを現実にする姿を見せてくれた;「お前は私立に行け」岐路に立ったときには兄が道を示してくれ、譲ってもくれた ほか)
第3章 リーダーの肖像―指揮官たちに教わったこと(「お前で行くぞ」高二でワールドユース予選のゴールを任されたことで人生が変わった;四年間の想いが結実した「シャーアラムの死闘」と「マイアミの奇跡」 ほか)
第4章 厳しかった日々と家族の存在(二度の大ケガをして心が折れそうになったこともある。それでも、あきらめはしなかった;「これが現実なのか…」契約更新がないという通知によってそこから先が白紙の状態になってしまった ほか)
第5章 「現役」であること、「引退」に思うこと(自分を取り巻く周りの状況が変わっても自分を変えずそれまで以上のことをやっていく;二十歳ほど若い選手たちとポジションを争う。自分が上にいるのではなく同じ土俵に立って競争している ほか)
著者等紹介
川口能活[カワグチヨシカツ]
1975年8月15日静岡県富士市生まれ。東海大学第一中学校から91年に清水市立商業高等学校入学。3年時に第72回全国高校サッカー選手権大会で優勝。94年横浜マリノス(現横浜F・マリノス)に加入。翌年にはJリーグ初出場を果たし、同年Jリーグ新人王を獲得。2001年、イングランドのポーツマスFCに移籍。03年にデンマークのFCノアシェラン加入。05年の帰国後、ジュビロ磐田、FC岐阜を経て、16年よりSC相模原所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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