角川新書<br> 神社と政治

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神社と政治

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  • サイズ 新書判/ページ数 424p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820958
  • NDC分類 175.1
  • Cコード C0231

出版社内容情報

「日本会議」を支える神社本庁、神道政治連盟……なぜ改憲を訴えるのか神社本庁は宗教法人ながら、日本会議などとも深くかかわり、憲法改正を訴えている。なぜか。神社は、自然への畏怖や祖先への感謝を祈る場所ではないのか? 政治学者が神道関係者との対話を通じ、その宗教性に迫る。

小林 正弥[コバヤシ マサヤ]
1963年東京都生まれ。千葉大学大学院人文社会科学研究科教授、同大地球環境福祉研究センター長、慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。東京大学法学部卒業後、同大助手、千葉大学教授、ケンブリッジ大学客員研究員などを歴任。専門は政治哲学、公共哲学、比較哲学。マイケル・サンデル教授と交流が深く、NHKの「ハーバード白熱教室」では解説もつとめた。

内容説明

神社本庁は宗教法人ながら、日本会議などとも深くかかわり、神道政治連盟という組織をつくって、憲法改正などの政治的な活動を行っている。自然に宿る八百万の神を祀る神社がなぜ?政治学者が神道関係者との対話を通じ、その理由を解き明かす。

目次

神社が改憲運動をしてよいのか?―政教分離と公共性
神道のエッセンス―知っておくべき基礎知識
「神の道」の歴史―6段階の生成と発展
伝統からの考察―多様な神道解釈
日本人の共通で素朴な感性―「ご先祖様」への信仰
コミュニティの神道―神社創生へ
神社本庁の難題―二つのジレンマと幻の標準解釈
祭政一致の国家論―靖国神社と天皇の即位祭祀
国家神道と国民神道―日本における市民宗教の可能性
神道的な政治とは何か?―環境・平和・経済と象徴天皇の祈り
本来の「まつりごと」―憲法問題と政治の理念
グローバル化と国際的神道―地球的な習合と祭祀
コミュニティ神道の多層的発展―家族・地域・国民・人類

著者等紹介

小林正弥[コバヤシマサヤ]
1963年東京都生まれ。千葉大学大学院人文社会科学研究科教授、同大地球環境福祉研究センター長、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。東京大学法学部卒業後、同大助手、ケンブリッジ大学客員研究員、千葉大学教授などを歴任。専門は政治哲学、公共哲学、比較政治。NHKの「ハーバード白熱教室」では解説もつとめた。最近はポジティブサイコロジーの研究にも取り組む。日本ポジティブサイコロジー医学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

47
全国の神社の元締め、神社本庁が何故改憲を主張するのか?そんな疑問に思想的側面から答える新書(ただし、難解です)。明治以降の復古神道が、ファシズムの思想的支柱たる国家神道を生んだ。一方、柳田國男らが説く民俗的な神道も存在する。戦後の神道は公ではなくなったが、純粋な民とも言い切れず、中間の公共としての性格が色濃くなった。揺らぐ位置付けをどうするか、関係者が互いに主張し合っている構図だからわかりにくいのでしょう。個人的に神道は宗教ではなく習俗だと思うし、改憲せずとも日本の文化や伝統は守れる気がしますが‥‥。2017/03/08

樋口佳之

13
コミュニタリアニズムは学ぶべき事多い考え方だと感じている者ですが、この本はコミュニタリアニズムの危うさが見える本じゃないかと感じました。/神道の現在の主張やコミュニタリアニズムから見た可能性を論ずる前に、公 公共 私の全てが破産したかつての歴史に対して神道が自らの責任をどう総括しているのかをインタビューしてもらいたかった。それ抜きに神道の可能性とか語れるのでしょうか。2017/03/16

Piichan

9
気軽に参拝できる神道は公共性を発揮しやすい宗教であるという指摘はなるほどと思いました。左派は神道を「権力の宗教」とみなすあまり、反原発といった協力できるシーンで協力できず、ますます神道を「権力の宗教」に押し込んでしまったように思います。民進党と日本共産党の選挙協力が進んでいますが、神道界とのパイプ作りも進められるべきでしょう。神社本庁はなぜ日本会議に協力するのか、現場の神道関係者はなにを考えているのかについてはジャーナリズムの視点からの検証が進むことを期待したいです。2017/01/06

レコバ

5
宗教と改憲というテーマで言えば、菅野完著の日本会議の研究とは全く別の切り口でそれを解説する本。宗教というより習慣として認知されている神道は、その来歴も含め公共であろうとする。シンプルなテーマのように見えてややこしく、わかったようなわからないような、もう少し神道自体や明治期の政策、昭和初期の政策に対する予備知識が必要な内容だった。2019/12/19

takashi1982

5
著者は政治哲学・政治思想史を専門とする千葉大教授である。コミュニタリアニズムの研究者として、公共性を持った宗教と政治の関係について考察する、宗教と政治を扱った新書の中では異色のスタイルであろう。宗教が自らの教義から公共性を持ち政治と関わってもよいとする意見にはハッとする。神道の専門家ではないから、神道についての分析や解説は対談や解説、一般書あたりに負っている。だが、神道の専門家だと西洋の思考枠組みや近代以降の人権や統治機構の概念が吹っ飛んだ祭政一致になってしまうので、ちょうどよい。2017/02/15

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