角川新書<br> 暗黒の巨人軍論

電子版価格
¥880
  • 電書あり

角川新書
暗黒の巨人軍論

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820941
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0295

出版社内容情報

かつて「巨人軍論」がベストセラーとなった野村克也が帝国の闇を斬る!「野球賭博」「清原の薬物」「原の愛人」など、ジャイアンツのスキャンダルが止まらない。
球界の盟主に何が起こっているのか? 「巨人軍たるもの紳士たれ!」ではなかったのか?
かつて「巨人軍論」がベストセラーとなった野村克也が帝国の闇を斬る!

第一章 お粗末きわまりない巨人の天才野球
野球の本質を理解していない主力バッター/積極性の勘違い/「打てなかったらごめんなさい」/確認をしない“だろう野球”/バッカじゃなかろかルンバ/不可解なシフト/「名監督」と言われたい/四番をころころ変える原采配/投手起用も「?」/なぜ阿部をコンバートしたのか?/巨人はキャッチャーを見る目がない/正捕手・小林のリードは……?/強気を勘違いしている小林/高橋監督は選手に信頼されているのだろうか?/外野手出身に名監督なし/苦労知らずに監督は向かない/チームを変えるためには、リーダーが変われ
 
第二章 V9巨人は野球の教科書である
ONというチームの中心/V9巨人は守り勝つ野球/適材適所/ドジャースの戦
法の導入/川上監督は革命家だった/技術と技術、気持ちと気持ちをつなぐチー
ムワーク/準備が生んだ球際の強さ/「想像野球」と「反省野球」/人間教育の
重視

第三章 長嶋が巨人をダメにした
V9巨人の伝統を断ち切った監督・長嶋/ヘッドコーチ野村招聘の真相/大型補強も長嶋からはじまった/適材適所を無視した荒っぽい攻撃野球/データも無視した“カンピューター野球”/長嶋は選手を育てたのか?/長嶋は監督に向いていなかった/森が監督になるべきだった

第四章 ここが変だよ巨人軍
監督の条件は生え抜きのスター選手/見事だった後継者育成システム/エースと四番をかき集めるのは間違っていないが……/なぜ選手が育たないのか/スカウトの弱体化/ドラフトも自分に都合よく変える/主張を通すためにはなりふりかまわず/カープのように育てようとした清武GMの育成制度/よそ者は使い捨て/阪神化している巨人/テレビ中継の激減

第五章 巨人への提言
松井を監督に/松井監督、野村ヘッドなら最強/編成部を充実させよ/データの活用法を勉強せよ/四番はキャッチャー・阿部/エース菅野への期待/競争意識を植えつけよ/人間教育をあらためて徹底せよ/V9野球を目指せ/未来想像力を持て

野村 克也[ノムラ カツヤ]

内容説明

ジャイアンツのスキャンダルが止まらない。球界の盟主に何が起こっているのか?「巨人軍は常に紳士たれ」ではなかったのか?エリート集団堕落の原因はどこにあるのか?帝国の闇を野村克也が斬る!

目次

第1章 お粗末きわまりない巨人の天才野球(野球の本質を理解していない主力バッター;積極性の勘違い ほか)
第2章 V9巨人は野球の教科書である(ONというチームの中心;V9巨人は守り勝つ野球 ほか)
第3章 長嶋が巨人をダメにした(V9巨人の野球を断ち切った監督・長嶋;ヘッドコーチ野村招聘の真相 ほか)
第4章 ここが変だよ巨人軍(監督の条件は生え抜きのスター選手;見事だった後継者育成システム ほか)
第5章 巨人への提言(松井を監督に;松井監督、野村ヘッドなら最強 ほか)

著者等紹介

野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。54年、京都府立峰山高校卒業。南海(現ソフトバンク)ホークスへテスト生として入団。MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、ベストナイン19回、ゴールデングラブ賞1回などの成績を残す。65年には戦後初の三冠王(史上2人目)にも輝いた。70年、捕手兼任で監督に就任。73年のパ・リーグ優勝に導く。後にロッテオリオンズ(現マリーンズ)、西武ライオンズでプレー。80年に45歳で現役引退。通算成績は、2901安打、657本塁打、1988打点、打率.277。89年、野球殿堂入り。90~98年、ヤクルトスワローズ監督、4回優勝。99~2001年、阪神タイガース監督。06~09年、楽天ゴールデンイーグルス監督。現在は野球評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッちゃま

14
2017年の初春に出版された巨人ネタでノムさんがボヤいた本。アマ時代には憧れの存在、プロに入れば立ちはだかる宿敵であった筈の巨人軍。ああ〜それが今や…とボヤかれております。ココが駄目だ、どうすれば良かったのか?どこからおかしくなってきたのか?本書を執筆されていた頃の巨人は本当に必要な人材は手に入らず、ゆえに金だけは掛けたが働かない人材しか手に入らなかった。現場もフロントも暗黒だったわなぁ。ノムさんは強くなくとも模範となってほしいと語るが、やっぱ強くはあってほしいと願うのは愚かなファンの僕です(苦笑)2020/04/11

skunk_c

14
毎度お馴染みのノムさん節で、目新しいことは特に書いてないんだけど、時々無性に読みたくなる。「巨人の伝統は長嶋が監督になってが壊した」と断言しちゃうあたり、ノムさんらしいか。もちろん選手としての長嶋は最大限に持ち上げているけど。さすが「隠れ巨人ファン」らしいノムさんならではの、愛情ある「巨人よ、立ち直れ」本だな。子どものころからアンチ巨人であった者から見ても(そもそもアンチは対象があるからで、屈折したファン意識なのかも)、その気持ちは分かる。この冬のかつてのような金だよりの補強見ると末期症状に思えるが。2017/02/18

as

10
10連敗を記念して読みました(笑)。P52でソフトバンクを首になった細川を取った楽天快進撃の予想は今の所あたりです。しかし巨人の監督は、はしゃぐ長嶋もダメ、地蔵由伸もダメで、松井秀喜がオススメらしいですが、彼は自他ともに認める阪神ファンなので当然タイガースの次期監督候補です(笑)。2017/06/06

TAKA

6
この本はノムさん視点だけど、長嶋さんからしたらV9時代の後半は石橋を叩いても渡らない野球がつまらないと言われていた。だから長嶋さんは監督になって川上色を消し、ファンが1番喜ぶ戦い方を目指していたんじゃないかと。 長嶋さんにとってチームの育成、将来よりも、今日来たお客さんを喜ばせることが1番大事。だから落合さんが言ってたように、ペナントレース全試合を勝ちにいく采配していたんだと思う。 勝つことは大事だけど、それだけではファンを喜ばすことは出来ない。ファンが来なければ収入減って育成もへったくれもないし。2017/02/17

6だ

6
#巨人13連敗 こういうタイミングだから読んだってわけでもないが「松井が監督やるならオレがヘッドコーチやってやるぞ(意訳)」という提案が実現してくんないかなと妄想いだきたくなるような状況ではある。2017/06/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11455038
  • ご注意事項