出版社内容情報
かつて「巨人軍論」がベストセラーとなった野村克也が帝国の闇を斬る!「野球賭博」「清原の薬物」「原の愛人」など、ジャイアンツのスキャンダルが止まらない。
球界の盟主に何が起こっているのか? 「巨人軍たるもの紳士たれ!」ではなかったのか?
かつて「巨人軍論」がベストセラーとなった野村克也が帝国の闇を斬る!
第一章 お粗末きわまりない巨人の天才野球
野球の本質を理解していない主力バッター/積極性の勘違い/「打てなかったらごめんなさい」/確認をしない“だろう野球”/バッカじゃなかろかルンバ/不可解なシフト/「名監督」と言われたい/四番をころころ変える原采配/投手起用も「?」/なぜ阿部をコンバートしたのか?/巨人はキャッチャーを見る目がない/正捕手・小林のリードは……?/強気を勘違いしている小林/高橋監督は選手に信頼されているのだろうか?/外野手出身に名監督なし/苦労知らずに監督は向かない/チームを変えるためには、リーダーが変われ
第二章 V9巨人は野球の教科書である
ONというチームの中心/V9巨人は守り勝つ野球/適材適所/ドジャースの戦
法の導入/川上監督は革命家だった/技術と技術、気持ちと気持ちをつなぐチー
ムワーク/準備が生んだ球際の強さ/「想像野球」と「反省野球」/人間教育の
重視
第三章 長嶋が巨人をダメにした
V9巨人の伝統を断ち切った監督・長嶋/ヘッドコーチ野村招聘の真相/大型補強も長嶋からはじまった/適材適所を無視した荒っぽい攻撃野球/データも無視した“カンピューター野球”/長嶋は選手を育てたのか?/長嶋は監督に向いていなかった/森が監督になるべきだった
第四章 ここが変だよ巨人軍
監督の条件は生え抜きのスター選手/見事だった後継者育成システム/エースと四番をかき集めるのは間違っていないが……/なぜ選手が育たないのか/スカウトの弱体化/ドラフトも自分に都合よく変える/主張を通すためにはなりふりかまわず/カープのように育てようとした清武GMの育成制度/よそ者は使い捨て/阪神化している巨人/テレビ中継の激減
第五章 巨人への提言
松井を監督に/松井監督、野村ヘッドなら最強/編成部を充実させよ/データの活用法を勉強せよ/四番はキャッチャー・阿部/エース菅野への期待/競争意識を植えつけよ/人間教育をあらためて徹底せよ/V9野球を目指せ/未来想像力を持て
野村 克也[ノムラ カツヤ]
内容説明
ジャイアンツのスキャンダルが止まらない。球界の盟主に何が起こっているのか?「巨人軍は常に紳士たれ」ではなかったのか?エリート集団堕落の原因はどこにあるのか?帝国の闇を野村克也が斬る!
目次
第1章 お粗末きわまりない巨人の天才野球(野球の本質を理解していない主力バッター;積極性の勘違い ほか)
第2章 V9巨人は野球の教科書である(ONというチームの中心;V9巨人は守り勝つ野球 ほか)
第3章 長嶋が巨人をダメにした(V9巨人の野球を断ち切った監督・長嶋;ヘッドコーチ野村招聘の真相 ほか)
第4章 ここが変だよ巨人軍(監督の条件は生え抜きのスター選手;見事だった後継者育成システム ほか)
第5章 巨人への提言(松井を監督に;松井監督、野村ヘッドなら最強 ほか)
著者等紹介
野村克也[ノムラカツヤ]
1935年、京都府生まれ。54年、京都府立峰山高校卒業。南海(現ソフトバンク)ホークスへテスト生として入団。MVP5回、首位打者1回、本塁打王9回、打点王7回、ベストナイン19回、ゴールデングラブ賞1回などの成績を残す。65年には戦後初の三冠王(史上2人目)にも輝いた。70年、捕手兼任で監督に就任。73年のパ・リーグ優勝に導く。後にロッテオリオンズ(現マリーンズ)、西武ライオンズでプレー。80年に45歳で現役引退。通算成績は、2901安打、657本塁打、1988打点、打率.277。89年、野球殿堂入り。90~98年、ヤクルトスワローズ監督、4回優勝。99~2001年、阪神タイガース監督。06~09年、楽天ゴールデンイーグルス監督。現在は野球評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 星影のステラ 角川文庫