角川新書
「兆し」をとらえる―報道プロデューサーの先読み力

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820767
  • NDC分類 699.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

見えない時代の先を読む。複雑な現代でも、一歩先、二歩先をつかむ!!『ガイアの夜明け』を長年率いた敏腕プロデューサーが、時代のつかみ方を初公開!
見えない時代の、先を読む。

再放送、総集編といった回で息をつくことも出来ず、毎週新しい話を送り出さなければならないという厳しい環境。加えて、複雑化した現代では、一歩先を読むことは難しい。
しかし、社会の困難を乗り越える人や企業を“いち早く”つかみ、届ける人がいる。『ガイアの夜明け』の立ち上げから関わり、プロデューサー、チーフ・プロデューサーを長年務め、現在は『ワールドビジネスサテライト』のプロデューサーとして最前線に立ちける著者が、その時代のつかみ方を初めて明かす。

複雑な現代でも、一歩先、二歩先をつかむことは出来る!!
「なぜ先が見えない話なのに、重要だと思うのか?」という問いに、「勘です」としか答えられないのなら、仕事ではありません」(本書より)

はじめに 現実は取材をしてみなければ分からない。それでも……
いつ放送できるか分からない/どの断面を切り取ればドキュメンタリーとして描けるか/本人も取材陣もびっくり/想定通りにならないのが、現実 etc

第一章 まだ見ぬ“現実”を撮りにいく
『ガイアの夜明け』の立ち上げ/苦戦した視聴率/論理的なインタビューでは人間性は表現できない/視聴者を同じ土俵にひっぱり上げる/構成一つで、すべてが変わる/伝える事実は同じでも、伝え方は違う/ダイバーシティは番組の強み/育成にはできるだけ感覚的な言葉を使う/長いVTR向きの人、生放送向きの人 etc

第二章 まだ見ぬ“シーン”を描いていく
新聞は最大のネタ元、真剣に読み込む/テーマごとにファイルをつくり、二ヶ月後に読み直す/取材依頼はテーマの軸をはっきりさせること/取材されたくないことを取材する/経済番組」と「分かりやすさ」を両立させる/「分かりやすさ」「身近さ」と「単純化」は異なる etc

第三章 まだ見ぬ“関わり”をつくっていく
自分の個性を打ち出して、それを認識してもらう/営業トークを磨く/入社八年目なのに一年目の後輩より使いものにならない/頭をひねらせ続けた政治家取材/新聞記者とテレビ記者の違い/ベテランになっても生中継は怖い/関係が築かれる取材/一〇〇回以上も取り上げた国

おわりに

野口 雄史[ノグチ ユウジ]
1990年テレビ東京に入社。営業局に配属。98年に報道局経済報道部に、2000年から報道局ニュース取材部に移り国会担当キャップに。『ガイアの夜明け』立ち上げに参画し、02年はディレクターとして、03年下半期からプロデューサーを約6年間務める。11年10月から『ガイアの夜明け』チーフ・プロデューサー。 15年7月から『ワールドビジネスサテライト』プロデューサー。

内容説明

複雑化した現代では、一歩先を読むことは難しい。しかし、社会の困難を乗り越える人や企業を“いち早く”つかみ、届ける人がいる。『ガイアの夜明け』の立ち上げから関わり、『ワールドビジネスサテライト』のプロデューサーも務める著者が、その時代のつかみ方を初めて明かす。

目次

はじめに 現実は取材をしてみなければ分からない。それでも…(いつ放送できるか分からない;どの断面を切り取ればドキュメンタリーとして描けるか ほか)
第1章 まだ見ぬ“現実”を撮りにいく(『ガイアの夜明け』の立ち上げ;苦戦した視聴率 ほか)
第2章 まだ見ぬ“シーン”を描いていく(水面下の取材を狙う;テーマからはずれる取材は必要ではない ほか)
第3章 まだ見ぬ“関わり”をつくっていく(自分の個性を打ち出して、それを認識してもらう;営業トークを磨く ほか)

著者等紹介

野口雄史[ノグチユウジ]
1990年テレビ東京に入社。営業局に配属。98年に報道局経済報道部に、2000年から報道局ニュース取材部に移り国会担当キャップに。『ガイアの夜明け』立ち上げに参画し、02年はディレクターとして、03年下半期からプロデューサーを約6年間務める。11年10月から『ガイアの夜明け』チーフ・プロデューサー。15年7月から『ワールドビジネスサテライト』プロデューサー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

AM

2
テレ東「ガイアの夜明け」のプロデューサーによる番組作りの紹介および半世紀。ネタを寝かしておきながら鮮度にも気を配る。その辺のジャグリングの巧拙が肝なんですね。2020/03/21

しのび

2
テレビ東京の元「ガイアの夜明け」プロデューサー、野口氏の書籍。ガイアをどのような思いと視点で作成してきたかを、体験談を交えて書かれている内容。特に最後の中国の平和堂のくだりは感動した。 再度、ガイアの夜明けを見ることを習慣化しよう。2018/09/08

KURENAI-XJAPAN

2
私の場合は想像していたのと違いました。先を考えて行動する事が出来ないので何かヒントになればと思ったのですが、番組作成の内部紹介が中心でした。ただ、経済についてもっと勉強しなくてはいけない気持ちが高まった。正直、経済用語はちんぷんかんぷん。わからない言葉こそ覚えなければいけない。経済用語も語彙力アップに繋がるとの事。ちなみに、ガイアの夜明けのナレーション担当者の話から日経新聞などは声を出して読めば語彙を覚えるだけでなく、滑舌もよくなるそうなので参考にしてみよう。 2018/08/26

Kentaro

2
ダイジェスト版からの感想 朝は日経新聞の朝刊をざっと読むことから始まりました。「深く取材したら面白そうだな」「一度、話を聞いてみたいな」と“兆し”を感じたニュースをクリッピングします。これらを読みながら、「このニュースの背景にある日本の課題・問題は何か」「その新しい商品は、何か問題の解決に役立つのか」「別の人の参考になるか」このようにして、必死に頭を回転させて読んでいきます。漫然と読むだけでは、“兆し”をとらえられません。記事の背景にまで目を向けることで、その“兆し”をとらえる精度が上がると感じています。2018/03/21

Monty

1
馴染みのあるTV番組『ガイアの夜明け』の裏側から、仕事の想いや意義の重要性を再認識。「兆し」とは、人の繋がりや社会の継続性、知識の繋がりから見えてくる。その本質を見極めるには、毎日の小さな積み重ねが欠かせない。2022/09/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11206882
  • ご注意事項

最近チェックした商品