出版社内容情報
国民が政策で疑問に思うことは、すべて同一線上にあった――
「国民に真実が閉ざされる中、これからの時代をどう生き抜いていけばいいのか」。
9・11以降、貧困化が加速するアメリカの惨状に3・11後の日本が酷似し、「ショック・ドクトリン」により格差が進んだアメリカを検証しながら、悪い情報は隠ぺいされる中、いかに真実に近づけるかを追った『政府は必ず嘘をつく』。東日本大震災から1年後の2012年2月に刊行した同著で警告した懸念事項の数々が、次々に現実となっている。原発事故・放射能に関する情報隠ぺい、ISDS条項(投資家対国家間の紛争解決条項)の怖さも知らずに推し進めるTPP、日本が世界に誇る医療制度である国民皆保険の存続危機とジェネリック医薬品をめぐるアメリカの狙いなど。2012年以降に起こっている諸問題に早くから警鐘を鳴らしていた同著は、その原点をとらえたものとして、今こそ読んでもらいたい内容といえる。
さらに増補版では、巻末に袋とじで、安倍政権下でついに調印されたTPPの国民に知らされていない真相、導入後も否定的な意見が後を絶たないマイナンバー制度の危険な罠などについて緊急レポート。
国政選挙を控え、与党が3分の2を占めた後に進めようとしている強権的な政治に対して、国民は何を考え、どう行動をとればいいのか。真実の情報を見抜くことの大切さと、国民が今やるべきことは何かについてまとめていく。
増補版まえがき
プロローグ:ウォール街デモが意味するもの
第1章:政府や権力は嘘をつくものです
第2章:「違和感」という直観を見逃すな
第3章:真実の情報にたどりつく方法
エピローグ:3・11~未来へ
巻末袋とじ
【著者紹介】
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内容説明
あなたはいくつ見抜けるだろうか?9.11と3.11の共通点、テロ報道の表裏、国際機関の真の狙いに、SNSの思考停止効果…etc。嘘と真実がますます見分けにくくなる今、決して騙されない秘策を未公開情報と共に大公開!
目次
プロローグ 「ウォール街デモが意味するもの」
第1章 「政府や権力は嘘をつくものです」(「ただちに健康に害はない」には気をつけろ―9・11作業員の警告;「情報隠ぺい」が作ってきた世界の原発の歴史;御用学者の作り方 ほか)
第2章 「違和感」という直感を見逃すな(「民主党と共和党、どっちが貧困を悪化させますか?」;「民主化革命」という名の新しい侵略;報道されなかったもうひとつのリビア ほか)
第3章 真実の情報にたどりつく方法(市場化を導入するための国民“洗脳”ステップ;腑に落ちないニュースは、資本のピラミッドを見る;ニュースに登場する国際機関の裏をチェック! ほか)
エピローグ 「3・11から未来へ」
著者等紹介
堤未果[ツツミミカ]
国際ジャーナリスト。東京都生まれ。ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修士号取得。国連、アムネスティ・インターナショナルNY支局員、米国野村證券を経て現職。日米を行き来し、各種メディアで発言、執筆・講演活動を続けている。多数の著書は海外で翻訳されている。『報道が教えてくれないアメリカ弱者革命』で日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞、『ルポ 貧困大国アメリカ』(3部作、岩波新書)で日本エッセイストクラブ賞、新書大賞受賞。近著に『沈みゆく大国アメリカ』(2部作、集英社新書)、『政府は必ず嘘をつく増補版』(角川新書)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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壱萬弐仟縁
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