出版社内容情報
施 光恒[セ テルヒサ]
著・文・その他
内容説明
日本人は権威に弱く、同調主義的であるという見方が根強くある。だが、本来、日本人は自律性、主体性を重んじてきた。改革をすればするほど閉塞感が増すという一種の自己矛盾の現状の中で、日本人の自律性と道徳観、および真っ当な国づくりについて論考していく。
目次
第1章 同調主義的で権威に弱い日本人?(「同調主義的な日本人」というイメージ;「忖度」という言葉の流行 ほか)
第2章 日本文化における自律性―ベネディクト『菊と刀』批判を手がかりに(「恥の文化」と「罪の文化」;ベネディクトの分析に対する疑問 ほか)
第3章 改革がもたらす閉塞感―ダブル・バインドに陥った日本社会(問題の所在;やる気を失った日本のビジネスマン ほか)
第4章 「日本的なもの」の抑圧―紡ぎだせないナショナル・アイデンティティ(近代化のなかでの日本的なもの;「グローバル・スタンダード」の流行 ほか)
第5章 真っ当な国づくり路線の再生(二つの方法;変えにくい半ば無意識の心理的傾向性 ほか)
著者等紹介
施光恒[セテルヒサ]
1971年、福岡県生まれ。政治学者。九州大学大学院比較社会文化研究院准教授。慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、英国シェフィールド大学大学院政治学研究科哲学修士(M.Phil)課程修了。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。専攻は政治理論、政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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