角川新書<br> 習近平の闘い―中国共産党の転換期

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角川新書
習近平の闘い―中国共産党の転換期

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  • サイズ 新書判/ページ数 240p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040820170
  • NDC分類 312.22
  • Cコード C0295

出版社内容情報

2013年、習近平は贅沢禁止令を発すると1日500人の腐敗官僚を罰し、周永康という大物を逮捕して社会をあっと言わせた。なぜここまでの行為に及んだのか?中国に起きている異常事態と習近平の闘いを解説する。

内容説明

2013年、習近平は蔓延する官僚腐敗に対し「虎も蝿も罰する」と宣言した。大物(虎)や小物(蝿)も罰する、と。当初冷ややかに見ていた人民は、やがて快哉を叫ぶ。習近平は中国共産党の歴史を変えようとしていた。

目次

第1章 「習近平VS腐敗官僚」の現場―1日500回の「ハエ叩き」(反腐敗キャンペーンと贅沢禁止令;贅沢禁止令による景気後退論;官僚たちの冬の時代)
第2章 大トラ3頭の捕獲―周永康、令計画、徐才厚(周永康事件とは何だったのか;周永康事件の誤った読み方;穴に落ちたエリート・トラの捕獲劇;軍のトラ退治と軍部改革;キツネとデブネズミの捕獲;周永康事件の結末)
第3章 「格差社会」と「報復社会」(胡錦涛が習近平に遺した「負の遺産」;「報復社会」に脅かされる日常;市民感情に火をつける「環境問題」;「人肉検索」で攻撃するネチズンたち;習近平がとった「毛沢東時代」への回帰)
第4章 習近平が抱く警戒感(潜在的な警戒感―大国としての欧米社会への対抗心;新たなる警戒感―腐敗の根絶は可能なのか?;習近平による自己評価と戦闘続投宣言)

著者等紹介

富坂聰[トミサカサトシ]
1964年愛知県生まれ。北京大学中文系に留学したのち、雑誌記者などを経てジャーナリストに。豊富な人脈を活かした中国のインサイドレポートを続け、「文藝春秋」等の雑誌への寄稿のほか、テレビにも多数出演。94年、『龍の伝人たち』(小学館)で21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞。2014年4月より拓殖大学海外事情研究所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

55
習近平政権の中国における反腐敗キャンペーンについて。私腹を肥やす官僚や軍部に対する贅沢禁止令や処罰、政府の大物3名による汚職事件、「格差社会」と「報復社会」について等が書かれていた。反腐敗キャンペーンと唱えるも習近平自身もパナマ文書の公開でアタフタしたことは記憶に新しい。それにしても中国という国は大きいだけでなく深くて底なし闇の国だなあ。図書館本。2016/12/01

ケイ

1
習近平の徹底ぶりがよく分かった。さすがチャイナウォッチャーだけあって、非常に鋭い分析が成されている。実感に伴った文章には説得力がありました。2016/01/22

くましろう

0
冨坂氏のレポートは読みやすく、落ち着いた内容なのでいつも勉強になります。習近平の違う一面と、中国国内の独特の政情がコンパクトに整理されていて読みやすかったです。2017/11/03

hechima1106

0
NC2019/03/18

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