目次
序説・トナカイ・ネットワーク
アリ・アンターネット・馬糞
共食い・脳・インターネット
奴隷・ニューロン・ウェブ
パン・モバイル・フェイスブック
チーフ・検索・文脈
大衆・詩・シェイクスピア
ホヤ・利益・トラフィック
フェロモン・言語・鏡
EEG・ESP・人工知能
結び・シロアリ・絶滅
あとがき・インターネットは脳である
著者等紹介
スティベル,ジェフ[スティベル,ジェフ] [Stibel,Jeff]
脳科学者兼起業家。CBSの「60 Minutes」で取り上げられた“brain chip”を開発するBrainGate社の会長を務め、Dun & Bradstreet Credibility社の会長兼CEOでもある。ブラウン大学起業家プログラム、タフツ大学ゴードン研究所、南カリフォルニア大学イノベーション研究所の評議委員も務める。カリフォルニア州で暮らす
今井和久[イマイカズヒサ]
1980年学習院大学法学部卒。外資系金融機関、ワイン輸入等を経て、現在米国の映像ベンチャーに勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Kazyury
5
「ネットワークの量的拡大は限界があり、その後は質的拡大に移行せざるを得ない」「システムは要素の総和ではない、ネットワークによる創発が知性を生む。」この2つがキーメッセージと理解。 アリのコロニーや脳の成長、wwwの成長辺りの事例で前者は成程ねぇ、という納得感。後者の各論はわかるんだけど、些か話のつながりが見えにくい印象。 集団知や人工知能は現存していると思うけど、それらを「知性」と認める考え方が主流になった時に初めて実現したことになるんだろうな。 さて、量子コンピューティングはどの様に世界を変えるか。2017/04/10
はすのこ
3
ネットコンテンツと脳の対比が面白い。着想が優秀。2016/01/07
ykoro
3
ブレークポイントの考え方が、参考になった。組織、ビシネスなどの成長プロセスを考える上で、面白い。2015/07/11
shore
3
ウェブの未来はどのようなものになるのか、を脳科学との接点から論じている。自然界のネットワークについての考察はすごく面白いんだけど、結局その先にあるものがどんな風になるのか、具体的にはよく分からなかった。ネットと脳は似てるよねウフフという以上に、何が言いたかったの?2014/09/04
Makoto61
2
多少分かりにくい点があるが、何事も限界があることを自然界の事例から説明している。インターネットも限界が来るといわれつつ、技術の進歩で乗り越えてきたけど、エネルギーの限界をこえることは出来ないと思う。ただ、エッジコンピューティングのようなネットワークとは別の技術が出て来て、ネット社会の限界は人の時間限界だと思う。そう考えると依存性の人が出てきているなど限界がもう来ているのかもしれないと思えて来た。2015/10/26