出版社内容情報
人口約五十人、西日本のとある限界集落。古い因習に支配されたその地域では、人を弄ぶという猿の神が祀られていた。「その神には決して願ってはならない。願った者は神と“通じる”」という言い伝えとともに。
女癖の悪い不動産営業、皐介の前に現れた、実の娘だという幼女。同時に、皐介の親しい人たちが次々に不審死を遂げていく。人が死ぬとき、話せないはずの幼女の口が開くこと、その瞳が金色に光ることに気が付いた時にはもう、その子は皐介にとってかけがえのない存在になっていた。神の仕業か怨霊か、それとも……。
「化け物だろうと、俺の娘だ」
悪人×幼女のダークファミリードラマ
【目次】
内容説明
西日本の地方都市。不動産営業所でトップセールスを誇る、女癖の悪い高瀬皐介の前に”実の娘”だという幼女が現れた。同時に周囲では不審死が続発。皐介はとある限界集落で祀られていた猿の神についての噂を耳にする。人死は神の祟りかそれとも…。やがて一連の事件とその子との関係が判明する頃には、皐介は手放せなくなっていた。この子を守るためなら、誰であろうと容赦しなくなるほどに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rosetta
25
★★★✮☆カクヨムからの出版。ホラーでありビジネスギャング小説。凄腕不動産営業マンの高瀬の元にあなたの娘です、という5歳の少女が訪れる。女誑しの高瀬に心当たりはいくらでもある。この娘は人の死を予言したり、気にそまない相手を呪い殺す力があるようだ。舌が2枚あり時々瞳が金色に輝く。それはある種の猿の特徴。愛する娘を呪いから解放するために高瀬は策謀を巡らす。ヤクザ者や呪術師の巫女も登場して最後は大立ち回り。ホラーも説得力があって嘘くさくない。やっぱり子供は大切にされなきゃいけないんだよね。期待以上に面白かった2026/06/02
まぬる
4
浮気ばかりするし、残酷なことも自然とできてしまう主人公の皐介ですが、他責思考ではなく自分の「悪」の部分を言い訳しないで受け入れるところに清々しさを感じました。 娘や女性たちに時折見せる優しい目線と、シゴデキ冷血感な姿とのギャップも刺さります。2026/03/15
サンライズ
2
ホラーというよりかは主人公を描くことを目的としたピカレスクやノワールの雰囲気が強く、ホラーギミックである猿神はホラーにしては喋らせ過ぎに思えた。もう一つ惜しいのは、主人公が守る対象のはずの娘もまるでお人形のように無個性なところ。その方が庇護対象としてはわかりやすいのだろうが、表紙から漠然と父娘という名のバディモノを想像していたから惜しい。2026/04/22
みやび
2
☆42026/04/09
ときあ
0
自分用メモ:好き度★★★★★2026/04/14




