出版社内容情報
ある事情から悩みを抱えていた軍人・武豪(ウーハオ)は、『冥婚相談所』と象られた電飾が明滅するその店に入った。
煤けた店内の最奥にいたのは、白猫を撫でる胡散臭い道士服の男・白蘭(バイラン)。
「此れは此れは軍人様、今日は如何いたしましたか」
「私を助けてはくれないか。冥婚させられそうなのだ」
死者との婚姻・冥婚によって、様々な怪異が蔓延る雨の止まない都市・黄源城市の一画で――。
生真面目な軍人と胡散臭げな道士が出会い、生者と死者を巡る物語が動き出す。
【目次】
序
其の一 絶対に退院できない病院
其の二 何でも占いで決める村
其の三 十一日ごとに人が死ぬ家
其の四 不眠不休不老不死の軍人
其の五 失くした記憶と亡くした家族
終
内容説明
眠らない都・黄源城市の一画。生真面目な軍人・武豪は、『冥婚相談所』と看板を掲げる店に入った。店内にいたのは白猫と、胡散臭い道士・白蘭。武豪は彼に、身に覚えのない死者との婚姻“冥婚”を解消してほしいと依頼する。死者が極楽へ行くための風習・冥婚。何故それをする羽目になったのか記憶が曖昧な武豪に、白蘭は彼が生霊になっていると告げる。冥婚か死か、或いは―。二人は武豪の体を取り戻すため、安置されている病院へ。だがそこは“入院したら最後、退院できない”曰く付きの呪われた病院で…?
著者等紹介
田中三五[タナカサンジュウゴ]
「NCI」にて第3回富士見ノベル大賞佳作を受賞。改題・改稿した『EAT悪魔捜査顧問ティモシー・デイモン』(富士見L文庫)を上梓、デビューとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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冬野
はじめ
へへろ~本舗