富士見ファンタジア文庫 仮面の黒騎士。正体バレたのでもう学園でも無双する

楓原 こうた【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2025/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 344p／高さ 15cm
• 商品コード 9784040757810
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　『黒騎士』。それはどこからともなく現れては人々の窮地を救い、名も告げず去る最強の騎士。王女を救うなど無数の功績を上げているが、その仮面の奥は謎に包まれている――
「『正体不明の英雄。黒騎士の正体はまさか侯爵家の恥さらし』だそうですよ、ご主人様」
　――謎にしてたのに俺だとバレたの!?　あえて無能を偽って自堕落な生活を送っていたのに!
　正体がバレたせいで学園でも実力を隠しきれず大騒動。世話してくれるメイド（前に助けた貴族令嬢）は何故か得意げだし、救った王女様までこちらを熱烈に慕って押しかけてくるし――
　ああもう、しょうがないからもう好きにやるしかないかクソ！

内容説明

『黒騎士』。それはどこからともなく現れては人々の窮地を救い、名も告げず去る最強の騎士。王女を救うなど無数の功績を立てているが、その仮面の奥は謎に包まれている―「『正体不明の英雄。黒騎士の正体はまさか侯爵家の恥さらし』だそうですよ、ご主人様」―謎にしてたのに俺だとバレたの！？あえて無能と偽って自堕落な生活を送っていたのに！正体がバレたせいで学園でも実力を隠しきれず大騒動。世話してくれるメイド（前に助けた貴族令嬢）は何故か得意げだし、救った王女様までこちらを熱烈に慕って押しかけてくるし―ああもう、しょうがないから好きにやるしかないかクソ！第９回カクヨムＷｅｂ小説コンテスト特別賞・編集部激推し賞ダブル受賞作。

著者等紹介

楓原こうた［カエデハラコウタ］
２６歳、広島県出身ライトノベル作家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

侯爵家の恥さらしと呼ばれながら、人々の窮地を救う『黒騎士』として暗躍していた事実がバレてしまったアデル。彼がほとぼりが冷めるまで学園に入学する学園ファンタジー。由緒正しい騎士家系に生まれながら、以前助けてから彼のメイドになっている貴族令嬢エレシアに甘やかされる自堕落な生活を夢見ていたのに、計算が狂い猶予を得るために学園に入学するアデル。けれど力の加減が分からず逆に学園でも目立ってしまい、困った女の子たちを見捨てられない彼が、年上の強敵相手でも恐れず立ち上がり守りきってみせる熱い展開はなかなか良かったです。

2025/03/19

[まっさん]

★★★☆ 「黒騎士」。それはどこからともなく現れ、窮地に陥る人々を無償で救う存在。名も告げず立ち去る彼は、王女を救うなど数多の功績を成し遂げるも未だその正体は知られず。そんな時、街にひとつの噂が流れる。それは黒騎士の正体は侯爵家の恥さらしと揶揄されるひとりの少年であるというもの。自堕落な生活を送る為、あえて無能を装っていた少年･アデルは、ひょんな事から世間に黒騎士バレした事によって王族にまつわる厄介な問題に巻き込まれてしまって… 相変わらずの楓原先生クオリティ。web版既読ですが問題なく楽しめましたね→

2025/04/02

[こも 旧柏バカ一代]

忍んでるようで全く忍んで無い学園コメディ。こんなに強いのに出来損ないと言う奴等の目って、、節穴以前に目が付いてるの？それとも認知症？主人公に救われた王女は彼を仲間に引き入れようとするが、、普通に断るよな？

2025/04/14

[真白優樹]

人々の助けを求める声に応え現れる黒騎士の正体とバレてしまった少年が、お付きのメイドと共に王都の学園に入学し始まる物語。―――そこに涙する人がいるのなら、寝覚めの為に力を振るえ。　寝覚めが悪い、と嘯きながら誰かを助ける為に頑張る少年が手加減を間違えたりして無双していく物語であり、仲良くなった王女様を守る為、陰謀の中にも立ち向かう快男子ぶりに爽快感止まらぬ物語である。最早無双は止められず、評価の変化は止められず。夢の実現は不可能になりつつある中、少年はどう進んでいくのか。 次巻も勿論楽しみである。

2025/03/21

[水無月冬弥]

WEB版も既読済み、正体がばれた俺TUEEEものは結構ありますが、主人公とヒロインの関係性が一番好きな作品、こういう作品だとヒロインに対して鈍感なタイプが多いけど、お互いにしっかりと好意を持っているのがわかるのがいいですね。商業化にともないNPCのリストラや描写カットが結構ありましたけど、ちょっとお姉ちゃんのシーンを削りすぎて物語的に矛盾というか？があるのが残念（おもわず読み返しました）

2025/03/30