出版社内容情報
第9回カクヨムWeb小説コンテスト 異世界ファンタジー部門大賞受賞作!
▼あらすじ▼
国選パーティを抜け、幼馴染みの親友と共に帰郷したユルグ。昔は手に負えない悪たれだった彼は罪悪感から村人と距離を置こうとするが、村に接する未踏破地域に厄災級の魔物『手負い(スカー)』が現れたことに気づき、故郷を守ることで贖罪しようとする。そんな中、ユルグを追って次々と元パーティメンバーが集結し始める。いつ村が滅んでもおかしくない状況で参謀が提案したのは、『手負い(スカー)』を利用し、この寂れた村を開拓都市に進化させるという一発逆転の計画で……?
内容説明
国選パーティを抜け、幼馴染みの親友と共に帰郷したユルグ。昔は手に負えない悪たれだった彼は罪悪感から村人と距離を置こうとするが、村に接する未踏破地域に厄災級の魔物『手負い』が現れたことに気づき、故郷を守ることで贖罪しようとする。そんな中、ユルグを追って次々と元パーティメンバーが集結し始める。いつ村が滅んでもおかしくない状況で参謀が提案したのは、『手負い』を利用し、この寂れた村を開拓都市に進化させるという一発逆転の計画で…?第9回カクヨムWeb小説コンテスト異世界ファンタジー部門大賞。
著者等紹介
右薙光介[ウナギコウスケ]
大阪府出身。かに座のB型。2018年にラノベ作家としてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
尚侍
7
ものすごく面白かった。物語の発端はよくある追放系かと思いましたが、その対象が主人公ではなく友人で、その彼のために自分自身もパーティを抜けるという構図は目新しく、こういう見せ方もあるのかと思わされました。そこからの展開はまさに王道といったところですが、主人公自身が追放されたわけではないというあたりで物語に説得力があり、ぐいぐい話に引き込まれましたね。キャラの配置も良くそれぞれに見せ場があるので、主人公だけが活躍する話とは一味も二味も違う展開でした。これは続きが楽しみです。2025/01/21
史
3
物語の導入とタイトルがこうした感じになってしまっているのが残念に思える。一応追放要素とかありますが、まあ拠点持ちタイプのファンタジーでございまして、ほどほどにアクションもやっております。主人公のコンプレックスがそこまで引きずっている理由がよくわからないというのも本音で、ちょっとクドかったなと。あとロマンスの部分もちょっとスッキリしない部分もある。味がある作風であるのだけれども、どうも枝葉の部分がノイズと思えてしまう。なんとも。2025/03/03