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出版社内容情報
「今まで『本物の好き』になるまで付き合えたこと、ないんだ」
最初は、罰ゲームがきっかけでお付き合いすることになった。
「リュートの好きなもの、あたしも好きになりたいんだ」
好きな人の好きなものを、自分も好きになりたくなった。
「初めてがよかったよぉ……自分の記憶を消したいよ……」
二人一緒に初めての経験を、いっぱい重ねていった。
騒がしく温かな仲間たちとお互いを想い支え合って、奇跡のような偶然の連続で前に進み続けてきた凸凹カップルは、祝福の拍手に迎えられながら荘厳な教会で改めて向かい合う。
読むとステキな気分になれる「キミゼロ」、堂々の完結!
内容説明
「今まで『本物の好き』になるまで付き合えたこと、ないんだ」最初は、罰ゲームがきっかけでお付き合いすることになった。「リュートの好きなもの、あたしも好きになりたいんだ」好きな人の好きなものを、自分も好きになりたくなった。「初めてがよかったよぉ…自分の記憶を消したいよ…」二人一緒に初めての経験を、いっぱい重ねていった。騒がしく温かな仲間たちとお互いを想い支え合って、奇跡のような偶然の連続で前に進み続けてきた凸凹カップルは、祝福の拍手に迎えられながら、荘厳な教会で改めて向かい合う。読むとステキな気分になれる「キミゼロ」、堂々の完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
39
キミゼロ完結! ということで最終巻は、ついに迎えた結婚式編……最高の最終巻でした。ラブコメで結婚式周りのエピソードをガッツリやるのは珍しいですけれど、あちこちに幸せが溢れていて、結婚式のエピソードめっちゃいいじゃんになりました。個人的に好きだったのは、海愛と久慈林くんがついに想いを通わせるシーンですね。ふたりの超スローペースな恋物語が、ようやく動き出した感じがして、すごく良かったです。晴れて両想いになったことで海愛も吹っ切れたでしょうから、ここから久慈林くんをリードしていく恋模様が目に浮かぶようです。2025/04/02
よっち
28
最初は罰ゲームがきっかけでお付き合いすることになって、一緒に初めての経験をいっぱい重ねていった2人が、ついに大団円を迎える第10弾。日本を離れて海外で編集者として働き始めて3ヶ月、ついに月愛と結婚式を挙げるために帰国した龍斗。久しぶりに再会した2人の甘い日々や、仲間たちの近況も描かれる中で、思わぬ流れから大きな決断をする海愛。いろいろなことがあって、もどかしく感じたこともありましたけど、なんだかんだでみんな収まるべきところに収まりましたね。何より2人の幸せそうな結婚式を挙げるところまで読めて良かったです。2025/03/21
真白優樹
15
晴空と海愛、柊吾と笑琉の関係にも変化が起きる中、龍斗と月愛が結婚式を行う最終巻。―――それぞれの未来、それぞれの幸せ。万感込めて未来へと。 晴空と海愛の煮え切らぬ関係、蓮と笑琉、柊吾の冷め切らぬ恋。それぞれの幸せの形へ辿り着く巻であり、龍斗と月愛は幸せな結婚式をし夫婦で新天地に飛び立っていく、正に大団円な最終巻である。これからも色々大変なことが待っているかもしれない。だけどそれでも。倖せに辿り着いてつないだ手があれば、きっと大丈夫であろう。その先に見果てぬ幸せを。 うん、最高に面白かった。2025/03/23
れっちん
15
完結刊です。連続刊行です。 タイトルだけ見ると陰キャ脳破壊系に思えるが、本当に素晴らしい純愛を見せてくれました。 表紙を見てほしい。この表情こそ、まさに「幸せ」そのものではないか。 友情、家族、職場――多くの人との縁を紡いできた本作、これにて終幕。 寂しさもあるが、それ以上に満ち足りた気持ちであるよ。 ありがとうございました。感謝2025/03/19
椎名
13
これぞ大団円という完結。十冊というのもキリがよく気持ちいい。本当にお疲れ様でした。サプライズなんかには全く縁のない、そういったことは苦手な部類だったリュートが、それでもルナを喜ばせることは少し上手くなったと自分で言えるようになっているのが感慨深い。タピオカのリサーチから変わらずにルナの好きなものを記憶している、というのも一巻からこれまでの道程を思い出させられた。初めても初めてじゃないも関係なく、お互いだからこそのものを一つずつ積み重ねていけるのでしょう。いいシリーズでした。2025/03/20