- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(小中学生)
- > KADOKAWA ドラゴンCエイジ
出版社内容情報
世界を眠らせた少女と先輩のファンタジーボーイミーツガール、大団円へ!
世界を眠りに陥れ、魔女となってしまった少女・澤田。その澤田ともう一度会うため、分身と世界を旅する先輩が澤田を救うために出した結論は…。鬼才阿部洋一が描くファンタジーボーイミーツガール、ここに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
40
生き辛い世界をほろぼして、二人きりの世界を構築した先輩君と澤田ちゃん。そこは夢の果ての理想郷であり、寂しさに満ちる煉獄。黒と白に別れた澤田ちゃん、自身が描いた漫画を投影して、世界をやり直そうとする先輩君。何でも願いを叶えられる世界でも、二人きりでは幸せに近づけない。世界を滅ぼした二人が最後に掴み取る現実への回帰。愛らしく幸福な終わりを迎えた優しい物語。2024/12/06
Fumitaka
3
「創世神話の再演」という俺の好きな壮大なる展開を見せられるとはな。そういった傾向の作品に初めて触れたのは本山一城先生の『ワリオランド』だった。「この閉塞感に満ち満ちていて終末感漂うこの感じ…めっちゃ心地好いですね」(p. 54)90年代の諸作品が「全部そんな感じだった」とは必ずしも思わないんですが複数見られた気がするのは僕も同感です。「ウチらみたいな人間には希望だったり救済だったんだろうな」(p. 55)知っている人がどれだけいるかわからないが『吸血大殲』に鋼屋ジン先生が寄せた文章を思い出した。2025/05/26
吉野茉莉
1
よかった……2024/11/12
蝉、ミーン ミーン 眠ス
1
目を背けるのではなく共に生きていこうとする結末に到れたのはなによりだし、最後の一コマが素敵だったわ。2024/11/10
杜杜
0
紙で購入2024/11/18