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出版社内容情報
統合暦2099年――旧家臣との合流を急ぐ魔王・ベルトールが辿り着いたのは……とある計画によって人類に害を為すハズの“悪魔”が合法的に跋扈している巨大な地下都市『渋谷市』。
「ベルトール、マキナ……こんなところで何をしているの?」
極悪の治安を誇る暗黒都市にて、無事に天忌侯・メイと再会を果たしたベルトールだったが、彼女は記憶を失っており……
「枷は外れた。祝えよ、旧霊長ども! 復活祭の始まりだ!!」
メイの肉体を利用して新たに顕現したのは“悪魔”を次なる霊長せしめんと目論む、魔王を称する《最悪の存在》だった!
魔王vs魔王――未来世界の支配者を決する頂上戦争、勃発。
内容説明
統合暦2099年―旧家臣との合流を急ぐ魔王・ベルトールが辿り着いたのは…とある計画によって人類に害を為すハズの“悪魔”が合法的に跋扈している巨大な地下都市『渋谷市』。「ベルトール、マキナ…こんなところで何をしているの?」極悪の治安を誇る暗黒都市にて、無事に天忌侯・メイと再会を果たしたベルトールだったが、彼女は記憶を失っており…「枷は外れた。祝えよ、旧霊長ども!復活祭の始まりだ!!」メイの肉体を利用して新たに顕現したのは“悪魔”を次なる霊長せしめんと目論む、魔王を称する“最悪の存在”だった!魔王vs魔王―未来世界の支配者を決する頂上戦争、勃発。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
19
旧家臣との合流を急ぐ魔王ベルトールが辿り着いた巨大な地下都市『渋谷市』。とある計画で人類に害を為すハズの悪魔が合法的に跋扈する街で天忌侯メイと再会する第6弾。極悪の治安を誇る暗黒都市で無事に天忌侯メイと再会を果たしたものの、彼女が記憶を失っていることを知るベルトール。メイの肉体を利用して新たに顕現した悪魔を次なる霊長せしめんと目論む魔王を称する最悪の存在に対峙する展開で、いきなり勇者がマッサージ店でTSベルに遭遇して笑ってしまいましたけど、メイを奪還するために悪魔を圧倒するベルトールの強さは圧巻でしたね。2024/11/20
椎名
11
個人的にこの作品はこういうのが見たいんですよねという一冊で非常に面白かった。初手からちょっといかがわしいマッサージ屋さんでベル様と勇者がバッタリするという薄い本の導入のような展開で笑ってしまった。このギャグ過ぎるノリから、それでもそんなバカみたいな日常が続いていくことの楽しさや輝かしさみたいなものに繋がっていくのがぐっとくる。限りある命だから美しい。それはある種の真理かもしれないが、死を回避しようと藻掻いてしまうのもまた真実だ。どんな未来があったとて、それを楽しみだと言えるベル様がかっこよすぎた。2024/11/25
藤崎
3
最速の続刊にアニメ放送万歳な第5巻。しかして開幕からキャストのTSベルちゃんと客の勇者が「マッサージ店」でバッティングとかなにこのなに。そんな感じで、今回はメイの奪還を巡るあれこれ。ってか「メイの馬鹿」の言ったった感たるや。さらに悪魔召喚アプリとか、もはや古典のはずがむしろ新しいみたいなネタが多くて吹いた。後、毎回恒例なマルキュスさんの小物エピソードですが、今回は人間的な弱さをちょっと見せるとかそれ逆に好感度上がるやつじゃん汚いなさすが不死者きたない。バトルも派手な仕掛けで盛り上がりました。次回も期待です2024/11/20
よしのすけ
1
5巻めちゃくちゃ面白かった やっとメイを連れ戻すところ迄来ましたね メイの幼い感じ最高ですね そしてゼノールの謎も明かされました なかなかヘビーな過去でしたね 魔剣の呪いに打ち勝つ為に5人の人間の身体を継ぎ接ぎしてキメラ作るなんて、予想外過ぎて気持ち悪かったです これまでは敵キャラに感情移入しませんでしたが、ゼノールだけは可哀想で仕方なかったです そして今回のボス戦は総力戦でしたね 誰1人欠けても勝てなかったでしょう 個人的にはゼノールが助けに入るシーンが好きでした2025/01/01
細川 カヲル
0
読みながら「お、この下り感想で○○じゃんって突っ込もうかな~」とか考えてた序盤の頃が懐かしくなってしまうレベルで後半の展開のしんどさが植え付けられてしまった。でも我らが魔王様による人間賛歌のお陰でこれからも元気に生きていこう、不思議と前を向けてしまう。これがカリスマってやつなのか……。いやでも中盤も割かしカオスだった気が。でも興味深かったからヨシ! あと今回は派手な出番があるとは言い切れないが、ここぞという場面で出る勇者の言動もカッコよかった。これは勇者として語り継がれる精神性ですわ。2025/04/08
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