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出版社内容情報
「主人公らしさ」を力に変える兵器・スターゲイザー。前搭乗者の死により新たな“主人公”に選ばれた嗣道は、やる気も適正も皆無で……。ラブコメ、スポコン、デスゲーム――なんでもありの『主人公化計画』始動!?
内容説明
『主人公的行動』―例えば、困っている人を助けたり、窓際の席で転校生と出会ったり。そんな行動を力に変える兵器・スターゲイザーは、まさに小日向葵のための兵器…だった。「おまえは小日向葵の代わりに、戦わねばならない」葵が命と引き換えに世界を救ってから一年。一人残され、絶望の中引きこもる幼馴染・高橋嗣道に、それは突然告げられた。葵を殺した仇敵の復活。迫る人類の危機。対抗できるのは、葵がスターゲイザーの後継者に設定していた嗣道だけ。「だから、天才科学者の私がお前を主人公にしてやる!」突如現れた少女・山田麒麟による、“主人公化計画”が始動!?
著者等紹介
服部大河[ハットリタイガ]
第36回ファンタジア大賞にて“金賞”&“細音啓特別賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
29
幼馴染・茜の命と引き換えに世界が救われてから一年。倒したはずの仇敵が再び現れ、茜が後継者に指名した絶望で引きこもる高橋嗣道が兵器スターゲイザーで戦う物語。科学者・山田麒麟に事情を告げられ、スターゲイザーを操るために必要な主人公化力を上げるために、ベタな学園モノのような計画に半ば無理矢理付き合わされる嗣道。茜を死なせてしまった後悔を抱える蛍、茜の隣に並び立てなかった蓮、茜に託された土門と、仲間たちが抱えていた想いも描かれ、時には衝突しながら、それも力に変えて仇敵に立ち向かう熱い展開はなかなか良かったですね。2024/10/19
和尚
19
ヒーローであった幼馴染の死と引き換えに世界が救われて一年。 その平和が破られる状況の中で、主人公性、つまりは主人公らしい言動行動をする事で強さを獲得するという、謎のシステムで動く兵器を死んだ幼馴染から託された主人公が周囲の残され託された側の人々と"主人公性"を模索しながら力を得て迷い踠きながら進んでいく。 世界観が特に面白かったですね。 終わり方も熱く、最初の主人公からの成長や物語展開も良い作品でした。2024/10/23
真白優樹
14
宇宙怪獣を人類のヒーローである少女がその命と引き換えに封じた世界で、遺されて引きこもる幼馴染の少年が、少女の残された意志を知り始まる物語。―――立ち上がりて燃え上がれ、燻り輝くその光。 遺された思いを借り物ながらに理由にして戦い、主人公性を得るためにドタバタしたりする中で少しずつ再起していく物語であり、少女とは違うヒーロー性を、本当に思いを託された中で掴み取る、真っ直ぐな熱さと面白さに満ちた物語である。とっくに選んだ、ならばもう迷うな。凡人だとしても選び生きていく、この世界で。 次巻も勿論楽しみである。2024/10/19
椎名
11
戦闘シーンのわかりづらさや描写不足さはあるものの、もうこれは完全に個人的な好み、性癖合致過ぎて良かった……しか言えない。タイトルと表紙からわかる通り、この物語はヒーローであり主人公たる存在が喪われた後の物語だ。その不在を、穴を各キャラクターが共有し、その中で次なる主人公へと、“自分の物語”へと収束していく。ただの女の子を主人公に仕立て上げ、犠牲にしたことを正しく罪としてはいけないのだ。なんかもう完全に過去の存在萌えというか描かれてない物語萌えの塊みたいな作品なんですよね……。ラストの挿絵が上手い。2025/02/25
碧海いお
11
特撮を殆ど見たことがないせいか、何をやっているのかよくわからなかったの一言でした。2024/11/05
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