日本経済新聞出版 日経ムック ＢＣＧ カーボンニュートラル経営戦略

著者名：ボストンコンサルティンググループ【監修】

日経BP（2021/04発売）

• ISBN：9784532183257

内容説明

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“脱炭素”で成長する「守り」と「攻め」の取り組み
122兆ドルーー巨額投資が続く「約束された市場」の全体像とは？
製造業（産業財・消費財）、小売、通信、銀行、化学、エネルギーー主要産業の課題と対策を徹底分析！
　
地球温暖化による気候変動が、生活やビジネスに大きな負の影響を及ぼし始めています。気候変動対策に積極的なバイデン米政権誕生、菅義偉首相のカーボンニュートラル宣言などの後押しもあり、ＣＯ２削減に取り組むことが世界中で喫緊の課題です。企業にとっても、自社の事業でＣＯ２の排出をゼロにする「脱炭素」「カーボンニュートラル」に取り組むことが、重要な経営戦略となっています。

企業がカーボンニュートラルに取り組むことは、決してマイナスではありません。むしろ新たな事業機会や市場を創出し、競争優位を構築することができます。
カーボンニュートラルへの取り組みで自社を成長させるために、どのような戦略を実行すればよいのか。世界トップクラスのコンサルティングファームが、全体像を明らかにし、主要産業の課題と対策を３つの枠組みで徹底分析します。

目次

PROLOGUE　カーボンニュートラルへの対応を考える枠組み　
　　　　　独自の戦略を構築するために４つのステップで捉える

Part 1　カーボンニュートラルの全体像を理解する
#01／求められる背景
#02／政府の動き（1）全体像
#03／政府の動き（2）各国の具体策
対談　政府はどう動くのか（1）──経済産業省
対談　政府はどう動くのか（2）──環境省
#04／消費者の動向
対談　丸井グループの取り組み
#05／取引先の動向
#06／投資家の動向
対談　投資家から見た気候変動リスク、カーボンニュートラル
#07／技術の進化
#08／スタートアップの動き

Part 2　企業の対応を考える
#01／考える枠組み
#02／要件を充たす
#03／競争優位性を構築する
#04／新事業機会を探索する
#05／グローバル先進企業からの学び

Part 3　業界特性を織り込む
#01／製造業（産業財）
#02／製造業（消費財）
#03／小売
#04／通信
#05／銀行
#06／化学
#07／エネルギー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[g.t]

この分野の状況は時々刻々と変化する。2021年現在の状況を俯瞰するには良い書籍。半年前はこの類の情報も散発的な発信であったが、COP26の開催を契機にずいぶんと情報が増え、そして整理された。大本の出発点となる情報を知るには良い。そして技術開発の流れの速さを感じた。

2022/02/23

[ごみくず]

通読2★5.小泉進次郎が天啓ありきのストーリーの無い目標を立てた発言が記憶に新しい。その包括的な内容のSDGsが極左の政治活動団体により自己啓発的な手法で会員獲得に使われる事例から、勉強しない無知な人々が宗教掛かった欧州のポジショニングの為の施策として馬鹿にしている内容だが、本質としては経済活動の持続と、パラダイムシフトに因る新しいインフラ投資に伴った経済活動の活性化が目的であり、その本質と、欧州の陸続き事情や、アメリカの温度感の低さは政権支持層の業種に因る2分化で支持が得られない等の裏事情を知るべき

2023/01/30

[たけぐる]

仕事関係でSDGs関連の知識を得たく手に取った。 各トピックスについて簡単にわかりやすく解説されており、カーボンニュートラル初心者にはいいムックだと思う。

2021/09/28

[やままま]

悔しいほどよくまとまっている、これを読んでおけば構造的にすっきり理解できる、悔しいけど

2021/07/12