出版社内容情報
千代は弟を救うため、荒ぶる神の生贄となった。ところが龍神の銀嶺は、花嫁として千代を溺愛。空回りながらも共に暮す中で、二人はお互いを知り、悪しき神も封じて平穏な日々を送っていた。
身に余る幸福は銀嶺のおかげ。彼の力になりたい千代だったが、生贄花嫁ならできるはずの霊力の捧げがうまくいかない。このままでは銀嶺が弱ってしまう。そこで千代は、神様の生贄たちが花嫁修業をするという学校へ通うことに。力を捧げる術を学ぶうちに、仲良くなった大鼠神の花嫁・唯の抱える神様への想いに触れて……?
内容説明
千代は弟を救うため、荒ぶる神の生贄となった。ところが龍神の銀嶺は、花嫁として千代を溺愛。空回りながらも共に暮す中で、二人はお互いを知り、悪しき神も封じて平穏な日々を送っていた。身に余る幸福は銀嶺のおかげ。彼の力になりたい千代だったが、生贄花嫁ならできるはずの霊力の捧げがうまくいかない。このままでは銀嶺が弱ってしまう。そこで千代は、神様の生贄たちが花嫁修業をするという学校へ通うことに。力を捧げる術を学ぶうちに、仲良くなった大鼠神の花嫁・唯の抱える神様への想いに触れて…?
著者等紹介
唐澤和希[カラサワカズキ]
群馬県出身、東京都在住。2016年『転生少女の履歴書』(ヒーロー文庫)で書籍化デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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はなりん
9
シリーズ2巻。荒ぶる神の生贄として捧げられと思っていた千代は、幼い頃から寄り添ってくれた白蛇が龍神となった銀嶺の花嫁となり幸せな日々を過ごしていた。花嫁として神に神力を捧げられていない事を知り、神力の事を学ぶため花嫁学校に通う事になった千代は、神力の事を学ぶうちに神力を捧げられないのは、愛されていないのではと思い、また銀嶺は千代から神力を受け取れないのが荒御魂であるからだと指摘され、すれ違いが起こる。もう一つの神の夫婦の形の結末とその過程で千代と銀嶺も大切な事に気づき、絆が深まりめでたし。鉄鼠の神が不穏。2025/02/02
さっきぃ
8
2巻。相変わらず千代にしか興味のない千代にだけ優しい銀嶺。千代が神の花嫁たちが通う学校に通うようになり、銀嶺はストーカーのように千代を見張る。千代を害するものをなんでも滅ぼそうとするし可愛い。千代が新たに友達になった唯もいろいろ切なくて、千代の勇気に拍手。大鼠神がなんかウザい。また続きが出そうな感じで楽しみ。2025/03/29