富士見ファンタジア文庫<br> 血眼回収紀行(リコールトラベログ)

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富士見ファンタジア文庫
血眼回収紀行(リコールトラベログ)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 390p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040753089
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 元軍人の魔法使い・ヴィンセントは、両義眼の少女・イルミナの用心棒として
彼女と二人旅をしている。旅の目的は先代〈イルミナ〉――稀代の天才義眼職人が遺し、
世に解き放たれてしまった〈天窓の八義眼〉と呼ばれる禁忌の魔法義眼を回収すること。
その義眼は超常的な力を装着者にもたらすと共に、悪意や狂気を増幅し暴走させてしまう欠陥品だったのだ。
 旅の中で「他者を操る目」の情報を得た二人は、やがて〈八義眼〉が関わる大きな陰謀に巻き込まれてしまい……!?
 第36回ファンタジア大賞〈銀賞〉受賞。王道回帰の本格ファンタジーと猟奇サスペンスが融合した新時代エンタメ、開幕!!

内容説明

元軍人の魔法使い・ヴィンセントは、両義眼の少女・イルミナの用心棒として彼女と二人旅をしている。旅の目的は先代“イルミナ”―稀代の天才義眼職人が遺し、世に解き放たれてしまった“天窓の八義眼”と呼ばれる禁忌の魔法義眼を回収すること。その義眼は超常的な力を装着者にもたらすと共に、悪意や狂気を増幅し暴走させてしまう欠陥品だったのだ。旅の中で「他者を操る目」の情報を得た二人は、やがて“八義眼”が関わる大きな陰謀に巻き込まれてしまい…!?第36回ファンタジア大賞“銀賞”受賞。王道回帰の本格ファンタジーと猟奇サスペンスが融合した新時代エンタメ、開幕!!

著者等紹介

可笑林[カショウリン]
本作にて第36回ファンタジア大賞銀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
稀代の天才義眼職人である師匠が作った人知を超えた魔法義眼を回収するため、両義眼の少女イルミナが用心棒で元軍人の魔法使いヴィンセントと一緒に旅を続けるバディ冒険記譚。先代イルミナが作り、世に解き放たれた天窓の八義眼と呼ばれる禁忌の魔法義眼を回収するため、賭場を襲撃したり詐欺セミナーを破壊して他者を操る目の情報を得た二人が、八義眼が関わる大きな陰謀に巻き込まれてゆく展開で、再会したヴィンセントの幼馴染エレクトラや過去の呪縛に囚われた人々の想いも絡めながら、しっかりと向き合った熱い展開はなかなか良かったですね。2024/03/19

和尚

17
魔法がある世界で、不思議な現象を起こせる魔法義眼を悪用されないように取り戻すべく、戦争帰りで心を喪失した男と、喪失に慣れすぎて喪失感を失っているお人好しの義眼職人の少女が旅をする中で成長し喪ったものを取り戻す王道ファンタジー。 文字数によるものか、後半に行くほど少しだけ唐突感と要素詰め込まれてる感もありましたが、それでも面白さは損なわれず最後まで楽しめました。 続きも読みたいなと思います!2024/04/08

真白優樹

11
除隊した元軍人の青年と天才義眼師の弟子の少女が、散逸した禁忌の義眼を集める為に旅をする物語。―――魔法と欲望廻る中、通し抜くのは単純な思い。 賭場を襲撃したりセミナーをぶっ壊したり、結果的に戦いを繰り広げ破壊しながら突き進む物語であり、様々な者達と事件が一つの線に収束し、最後に待っていたテロ事件をぶっ壊す為に駆ける、ミステリとバトルとファンタジーが美味く融合していて面白い物語である。一つ回収に成功した禁忌の義眼、先に視えるのは下手人の影。果たして次に待っている義眼とは何か。 次巻も勿論楽しみである。2024/03/20

尚侍

9
面白かった。ファンタジア文庫というよりも電撃文庫の受賞作と言われた方がしっくりくる世界観で、うまく物語の雰囲気が描き出せていたと思います。様々な能力を持った義眼が巻き起こすトラブルを解決していくという設定は良く練られていて、主人公コンビの関係性がしっかりしていることもあって話に安定感がありましたね。主人公がなぜここまで強いのかというあたりの描写がなかったのでその点は消化不良気味ではあったものの、続きがありそうなのでそのあたりは今後描かれるということなのでしょう。2024/04/09

みやしん

6
なんとなくドラゴンマガジン誌全盛期の富士見ファンタジア文庫のような全体雰囲気がイイ。もうちょっと主役コンビのそれぞれの過去や因縁が明らかになってくればもっと深みが増すだろう。ドラマガ誌と例に挙げたように、印象だけだったら誌上連載を単行本化したような感じで、あたかも掲載順に細かく時系列が前後してしまうみたいな校正がスムーズな読書感を妨げている。しかし新しい才能に期待。2024/04/21

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