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出版社内容情報
メルガリウスの天空城での決戦を超え、アルザーノ帝国は救われた。だがグレンは帰ってこなかった。彼のため、残された人間たちは立ち上がる。一方無限にも続く《無垢なる闇》との戦いの中でグレンが出会ったのは――
内容説明
熾烈な決戦の末、アルザーノ帝国は救われた。だが崩壊する天空城からグレン=レーダスが帰ってくることはなかった。「これが本当に、最後の戦いよ!絶対に先生を取り戻して、皆で文句の一言でも言ってやろうじゃない!」システィ、ルミア、リィエル、ナムルス、イヴ、アルベルト。グレンを知る者たちは集結し、彼のため最終決戦へと臨む。一方、グレンは“無垢なる闇”との孤独な戦いを続けていた。無限にも続く旅路の果てに、グレンが出会ったのは…。ついに明かされる最後の真実。一人のロクでなし魔術講師が紡いできた“魔法使い”の物語が、今ここに完結する―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
31
メルガリウス天空城の決戦により救われたアルザーノ帝国。しかし帰ってこなかったグレンのために、再び彼と会うために残された人たちは立ち上がる第二十四弾。システィーナが見た、このままいけばそうなりそうな未来の夢。そんな納得がいかない状況を打破するため、グレンのために最終決戦に挑む者たち。一方、無限に続く《無垢なる闇》との過酷な戦いの中でのグレンと意外な人物との邂逅。そこから明らかにされる物語の真実と終わりのない絶望を突きつけられる展開でしたけど、最後はとてもロクアカらしい決戦と結末を最後まで読めて良かったです。2023/11/17
椎名
10
堂々完結!どこまでも泥臭く、ハッピーエンドを追い求めたからこその結末。一貫して王道少年漫画のような展開、戦闘力の高さが魅力の作品で、ラスト一文までしっかり求めていたものを返してくれる安心感の持てるシリーズとなった。唯一残ったこととしては、正ヒロインがジャティスなのかセリカなのか、それが問題だ……!本当にお疲れさまでした!2023/11/22
ゆ〜た◢◣
8
★★★★★+2023/11/17
たまご
7
最後の最後まで目が離せないロクアカらしい展開でした。興奮冷めやらぬ中、ラスト一文を読み終わった時は流石にグッとくるものがありましたね。ただ、寂しいというより、ここまで読めて良かったという気持ちの方が大きかったです。魅力溢れるキャラクターが山ほど出て来ましたが、やっぱりグレンが一番!泥臭さとかっこよさの塩梅が最高でした!24巻という超大作を見事にまとめ上げ、完結させてくれた羊太郎先生に特大の感謝を。ありがとうございました。改めて完結おめでとう御座います。2023/11/18
bluets8
6
長期連載のバトルファンタジーの宿命、戦闘力と世界観のインフレという暴れ馬を危なっかしいながらも乗りこなし、主人公の窮地に歴代の仲間たちが次々と駆け付ける王道の展開に着地させた、作者と並々ならぬ熱量と苦労と何としてもハッピーエンドにするのだという信念が感じられるフィナーレだった。完結おめでとうございます&熱い物語をありがとうございました。ただ、最後にしてメインヒロインがジャティスなのには苦笑いしか出なかったので、追憶日誌での三人娘の活躍に期待します(主にルミアの)2023/11/21