- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 富士見ファンタジア文庫
出版社内容情報
ニケ相手に惜敗を喫した『灯』。刻まれた心の傷は癒えぬまま、それでも立ち止まることは許されない。仲間たちの思いを背に、遂に『灯』最強の少女が動き出す――。「もう、誰もボクの心には触れさせない」
内容説明
―“草原”のサラ、拘束。ライラット王国の革命を巡る『灯』と世界最高峰の防諜スパイ『ニケ』の初戦は、完膚なきまでの惨敗で幕を閉じた。仲間の安否も分からない状況下で、それでも革命を成し遂げるまでこの任務は終わらない。より強力な力を求め、正体不明の秘密結社『LWS劇団』との接触に向け奔走するエルナたち。しかし、絶対的強者が刻んだ敗北の傷は心を蝕み、チームの行く道に暗い影を落とした。先の見えない絶望の中、遂に“最強”の少女が動き出す。「―くだらない恐怖に身を竦めるな」力には力を。研ぎ澄まされた刃は、起死回生の一手となるか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
32
サラが拘束されてしまい、ライラット王国の革命を巡る防諜スパイ・ニケとの初戦を惨敗した灯。より強力な力を求め秘密結社「LWS劇団」との接触に奔走する第11弾。仲間の安否もわからない状況で、それでも革命を成し遂げるまで終わらない任務。正体不明の秘密結社「LWS劇団」を探すものの、敗北が徐々に心を蝕み、さらなる凶報がチームの行く末に暗い影を落とす中、対峙するニケもなかなか強敵という状況で今回は成長したモニカが存在感を見せてくれましたね。他メンバーも着実に成長していて何より印象的だったプロローグも効いていました。2024/01/23
しゃお
19
シリーズ11作目。今回はモニカ回。あの圧倒的な強さを見せるニケに対するモニカのその成長ぶりに目を見張ります。とはいえ最強とも思えるニケの奥の手には驚愕。でもその後がニケが思うようにはいかないところには笑えますが(笑)。そしてティアが仕掛ける〈革命〉もまた思いがけない方向からで面白いですね。暁闇計画の謎のほんの一端も明らかになりましたし、次巻以降の展開が楽しみです。2023/12/14
ゆ〜た◢◣
11
★★★★★ サードシーズンになっても面白さに衰えを、全く感じさせない!! モニカVSニケ。異次元の戦い!しかし、この対決の結果を誰が予想できたか・・・ いよいよ革命が起きる!次は誰が魅せてくれるのか!2023/11/18
ソラ
9
このシリーズ、うまくいってるなと思う時ほどこの語の展開が不気味すぎて。2023/12/09
椎名
9
モニカの圧倒的な成長には目を見張ったが、もうひと波乱ありそうな空気がずっと流れていて不穏だ。しかしここまで彼女の活躍を見せられると様々な意味でモニカの成就を願ってしまう。誰にも想いは見せないとしながら、その例外であるただ一人への素顔がたまらない。モニカ……。2023/12/09