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出版社内容情報
統合暦2099年――奇怪なる未来世界にて、霧消した旧家臣の行方を追う魔王・ベルトールが降り立った次なる大都市は……
「判決――横浜市にて、被告人を、懲役2099年の刑に処する」
地殻変動によって陸地から切り離され、絶海の孤島と化した『横浜市』。外界からの干渉を拒絶し続ける“楽園”とも称される疑惑の島に、囚人として潜入したベルトールだったが……
「ここは神が管理する箱庭――世界平和を成す、最後の聖域」
魔王が辿り着いたのは“楽園”という名の“監獄”の支配者《父祖》が推し進める、想像を絶する最悪の計画だった――。
狂乱怒涛の楽園監獄都市に、魔王の新たな神話が刻まれる!
内容説明
統合暦2099年―奇怪なる未来世界にて、霧消した旧家臣の行方を追う魔王・ベルトールが降り立った次なる大都市は…「判決―横浜市にて、被告人を、懲役2099年の刑に処する」地殻変動によって陸地から切り離され、絶海の孤島と化した『横浜市』。外界からの干渉を拒絶し続ける“楽園”とも称される疑惑の島に、囚人として潜入したベルトールだったが…「ここは神が管理する箱庭―世界平和を成す、最後の聖域」魔王が辿り着いたのは“楽園”という名の“監獄”の支配者“父祖”が推し進める、想像を絶する最悪の計画だった―。狂乱怒濤の楽園監獄都市に、魔王の新たな神話が刻まれる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
36
奇怪なる未来世界で旧家臣の行方を追う魔王ベルトール。外界からの干渉を拒絶し続ける疑惑の島となっていた横浜に囚人として潜入する第三弾。支配領域への無断侵犯で囚人となってしまい、行き当たりばったりで高橋とともに潜入するベルトール。二人が出会った少女・青葉、別任務で潜入していた勇者グラムや、探していた黒竜候シルヴァルドとの再会。久しぶりの続刊でしたけどあの独特のノリは変わらず顕在で、関係性も少しずつ変わりつつあるのかなと感じた魔王と勇者の共闘だったり、悲しみを乗り越えて自ら決着をつけた高橋の姿が印象的でしたね。2023/06/21
椎名
14
長らく出ていなかったので打ち切りになったかと思っていたらアニメ化という嬉しい発表を引っ提げての三巻発売。びっくり&内容忘れていたので大分積んでしまっていたが、久しぶりに読んでも変わらず/改めて面白かった。監獄での勇者との再会と家系ラーメン屋にぞろぞろと見知った顔が揃っていくのは笑ってしまった。今回はこれまではあくまで傍観者であった高橋が選択を迫られる巻で、序盤での台詞がしっかり回収されるのは良かった。次はあまり空かずに出てくれると嬉しいですね。2023/10/04
藤崎
6
「それから2年の時が流れた―――」みたいな感じで、カジュアルにしてクラシカルな魔王の物語、久々の3巻目。そしてアニメ化おめでとうございます・・・いや、何この不死みたいな蘇りっぷり。ともあれ、今回は黒竜侯登場。名前から渋いおじさま想定してたらまさかの口絵で吹いた。そしてやっぱ箱庭の楽園はディストピアになるのがお約束。後今回のボスの倒され方が、蟻の一穴というジャイアントキリングの王道に、神秘としてはともかく理論としては旧式が新型に普通に負けるって1巻からのノリを踏襲していて善哉。そんな感じで、今後も楽しみです2023/06/20
くろ
3
てっきり死んだと思ってたシリーズがぬるりと再開か。しかもアニメ化か~ ビスコがだいぶコレジャナイ感があったからなぁ。それはさておき、相変わらず話の勢いが心地よく、一気に読んでしまった。結構忘れていたものの、読み終わるころには意外と思い出せてきた。キャラクターがしっかりしてるからだろうね。短い間でも仲間であった者のために、一丸となって決戦に臨むシーンは熱かった2023/08/04
細川 カヲル
1
未来的な部分から切り離されたかのような厳かだけど不信さがある冒頭の空気感から一転、途中途中に挟まるシーンでの盛り上がりっぷりと最後の何とも言えない余韻に頭を支配されてしまう。このエピソードもいつかアニメでやってくれないかなぁ~。 今回は他と比べると華々しさに劣るかもしれないけどずっと根底を支えてきた信仰というモノに対して深く考えさせられる話だったなという印象。どういった目的をもって信仰されるに値する行動を選択していくのか。魔王が主役だからこそ深みが増す支配する側の信仰のという切り口が特徴的だった。2025/04/06
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