ドラゴンコミックスエイジ 羊角のマジョロミ 〈２〉

阿部洋一

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2023/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 162p／高さ 19cm
• 商品コード 9784040748375
• NDC分類 726.1
• Cコード C0979

出版社内容情報

「血潜り林檎と金魚鉢男」「それはただの先輩のチンコ」の阿部洋一が描く、ちょっと不思議なボーイ・ミーツ・ガール、3年ぶりの新刊発売！！！

魔女となった後輩の女の子、澤田の「魔法」により、自分と澤田を除いた全ての人間がずっと眠り続けることとなった2人ぼっちの世界。
その世界を創り出した澤田の目的は、人間への負の感情が原因で―――。世界での「真実」を知り、澤田は主人公の元を去るが、澤田の最後の言葉を胸に、澤田と再び出会うために新たな旅を開始する先輩。そこで出会ったのは、妖精のように小さな姿になった澤田で…？
鬼才が描く荒廃世界ボーイミーツガール、驚天動地の新展開！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

女子高生・澤田と先輩の二人ぼっちの世界は暗転、眠りに沈んだ羊たちの世界は終り、栄螺(サザエ)みたいな異形が徘徊する世界へ。そして姿を消す澤田。残された先輩は、妖精じみたミニ澤田と怪物退治へ。倒した怪物から澤田の欠片を集めて澤田を再生するために。だが、この世界には無数の先輩がいて・・・。妄想全開な物語だが、重なり合わない二人の想いが切ない。先輩たちの中でも対立や協調もあり、こちらはこちらで先輩の個性の欠片が特化しているのかな。ミニ澤田を巡る争奪戦は、更なる混沌を招くが、主人公な先輩は道を過たずに行けるのか？

2023/05/30

[半熟タマゴ＠コミック]

1巻以上に話が複雑に…。２巻完結だと思い込んでいたから3巻に続く…で終わってびっくり。ちゃんと出ますよね？

2023/06/02

[玉瑛]

ナンバリングで騙してんだろうと勝手に思ってたら、ちゃんと2巻が出ていた。込み入った世界観だが、かもしてる雰囲気はとても良い。1冊で1章くらいがきちんと終わってるのも良い。ちゃんと3巻も出て欲しい。

2023/07/04

[わち ⊱^>ω<^⊰ฅ]

凄く楽しみにしていたのですが、 こんなにもぶっ飛び展開だったっけー？ と感じて、ついていくのムリかもしれん。

2023/02/05

[Fumitaka]

「勇者」が他の分身たちと違っているのは受信機が壊れて他の分身たちと違うようになったからかなとか思ったのはたぶん『Vivy』の最終章の影響。澤田の分身を集めて新しい黒い澤田が生まれそうになっている場面は『オニクジョ』の最後の「人間の天敵」が生まれる様子を少し思い出す。と思ってたら実際「魔クジョ」なんてそれっぽい言葉が出て来たな。「この絵柄じゃないとここまで合致してこの世界を表現できない」という漫画がいくつか存在する。阿部洋一先生はそういった作家のお一人であると確信します。

2023/10/14