出版社内容情報
剣と魔法の世界、魔王との戦争に明け暮れる同盟四国の一国、ノル国は国秘とされる召喚魔術により、現代世界より呼び寄せた勇者で魔王を倒そうとする。しかし、現れた勇者は魂が空洞の殺人鬼だった――。魔王に浸食されつつある国を救うため、異世界から勇者を召喚したノル国だったが、何を間違ったか、人間の心を置き去りにした怪物を召喚してしまった。「勇者」の名はカゲイ・ソウジ。彼は物事の判断を自分の中での、理由なき決めごとの結果に従う。そこに理屈は存在しない。召喚後、青空の下で姫を殺め兵士たちを抹殺し、城を颯爽と出ていくが、その理由も「晴れていたら殺す、曇天なら生かすと決めていたから」でしかなかった。そんなソウジは森で奴隷の少女ミトスに助けられ、成り行きで行動をともにすることに。ミトスとの道程には、しばし穏やかな時間が流れるが、それもつかの間、「攪拌者(ミキシング)」と名付けらられたソウジには、勇者抹殺の命を受けた強力な追手が迫っていた……。運命に妥協なき! 唯一無二のソリッド・ダークファンタジー。
内容説明
魔王の侵略に苦しむノル国は、反撃の切り札として異世界から勇者を召喚した。しかしその勇者は、心が欠落した冷酷な“殺人鬼”だった。勇者として召喚されたソウジは、自らが課した天命に従い、人を殺め、国を破壊し、惨劇を生み出す。しかし奴隷の少女ミトスとの出会いが、ソウジの空っぽな心に何かを灯すのだった―慟哭のダークファンタジー。
著者等紹介
パイルバンカー串山[パイルバンカークシヤマ]
小説家。WEB連載を中心に活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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わたー
ききぞう