出版社内容情報
魔法学校を揺るがした、帝国の襲撃。垣間見た三大魔術師の過去と、転生の秘密。そして苦楽をともにした学友たちとの別れ――。
大きな試練を乗り越えたマキアは、今は〈救世主の守護者〉として、トールたちとフレジール皇国へ向かう旅路にあった。その途中、前世の記憶を呼び覚ますため、世界樹を擁するヴァベル教国に立ち寄る。世界の始まりからあるという大樹にマキアが触れたとき、追憶の旅が始まるのだった――。
これは〈世界で一番悪い魔女〉になる、とある魔女の物語。いつか、誰かの、片想いが紡いだ物語。
内容説明
魔法学校を揺るがした、帝国の襲撃。垣間見た三大魔術師の過去と、転生の秘密。そして苦楽をともにした学友たちとの別れ―。大きな試練を乗り越えたマキアは、今は“救世主の守護者”として、トールたちとフレジール皇国へ向かう旅路にあった。その途中、前世の記憶を呼び覚ますため、世界樹を擁するヴァベル教国に立ち寄る。世界の始まりからあるという大樹にマキアが触れたとき、追憶の旅が始まるのだった。これは“世界で一番悪い魔女”になる、とある魔女の物語。いつか、誰かの、片想いが紡いだ物語。
著者等紹介
友麻碧[ユウマミドリ]
福岡県出身。小説『かくりよの宿飯』シリーズが大ヒットとなり、コミカライズ、TVアニメ化、舞台化など広く展開する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんけー
45
読了♪冒頭、マキアとトールは世界樹のあるフレジール公国に向けて?エスカ司教が相変わらず、個性強過ぎキャラで苦笑(^_^;)物語の進行役と説明役での立ち位置にニンマリw緑の巫女様の登場で混沌カオス状態に。中盤から後半での紅の魔女と黒の魔王の互いの想いの行き違いにヤキモキ?やっぱり紅の魔女も泣き上戸なのね。ラスト近辺のマキリエとカノンの会話が切なく響き、果たしてどうなるのか?予断は出来ない。次巻も楽しみです。面白かったです("⌒∇⌒")♪2023/06/26
よっち
35
大きな試練を乗り越え、〈救世主の守護者〉としてトールたちとフレジール皇国へ向かうたマキア。その途中、前世の記憶を呼び覚ますため、世界樹を擁するヴァベル教国に立ち寄る第六弾。ヴァベル教国で出会った緑の巫女ベルセリス。マキアが前世を知ってしまうことを懸念するトール。世界の始まりからあるという大樹の根元で眠るもの、そしてそれに触れて前世の追憶の旅を始めるマキア。ようやくにして前々世における紅の魔女マキリエと黒の魔王トルクの関係性や、カノンを巡る因縁も明らかになりましたけど、これはなあ…マキア、これからどうする?2023/05/12
はなりん
30
マキアとトールが世界樹のある聖地へ。マキアが紅の魔女の記憶を取り戻す。過去での3人の大魔術師の出会いと過ごした日々、マキアとトールの関係、カノンと過ごした日々など、切なすぎる。そして、この時代に10人が揃おうとしていて、何が起こりどう決着するのか、ワクワクする。皆が幸せな結末であることを祈ります。2024/04/07
mariann
29
ついに記憶が!世界樹の袂にやってきたマキアは世界樹によって紅の魔女の記憶を共有する事に。なぜマギア達はカノンに殺される?メイデーアの中心の火口はどうなってるの?…全てをマキアと共に知ってしまった読者は感動と切なさしかないんじゃないかな。トールの前身のトルクの哀しみたるものや。これってインディーズで書いてらっしゃった話に加筆されたものだとか。いやぁ、すごい。魔術師達はどうなるのか、メイデーアは変わるのか。気になります。2023/09/21
和尚
28
最高に良かった。 長い長い時間の中で、私たちはお互いに片想いをした。 明かされていく追憶シーン、繋がり、めちゃくちゃ良かったです。流れをWEB版で覚えていたので違いとその効果を感じて2度美味しく2度切なく、この物語の最後まで見届けたいと思います。 白の弟子ではなく、赤の弟子としたんですね、しかも、黒との関係も、まさかで。 ある意味残酷で、ある意味で救いで、結果に至るまでの過程がより洗練されて、泣いてしまいました。もうなんか凄いですね。 書籍版買って積んでしまってましたけど読んで良かった。終わり方……2024/09/16