富士見ファンタジア文庫<br> 勇者、辞めます〈2〉―次の職場は魔王城

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富士見ファンタジア文庫
勇者、辞めます〈2〉―次の職場は魔王城

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  • サイズ 文庫判/ページ数 366p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784040744858
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

勇者を辞め、魔王軍の一員となったレオは、その知識を活かしエキドナの夢である魔界再生に乗り出す。
だが、ボロボロ魔王軍は準備だけでも大慌て!
ダンジョン化した城を攻略し、お肉がなくなったリリが駄々をこね、更には近隣諸国に暴走した竜が攻撃を開始!?
やっと手に入れた平穏を守るため、勇者歴三千年の技能を使って次々に解決していくレオ。
だが、一連の事件(リリ除く)には元凶が存在しており―引退勇者は、かつて憧れた『勇者』と対峙する!

内容説明

勇者を辞め、正式に魔王軍の一員となったレオ。エキドナの夢である魔界再生に向けて魔王軍復興に改めて乗り出すのだが、ボロボロ魔王軍はまだまだ問題だらけの事件続き!結界維持に必要な資料は何故かダンジョン化した部屋の底にあり、深刻な肉不足でリリが駄々をこね、仕舞いには近隣諸国へ暴走した竜が侵攻を開始!?やっと手に入れた居場所を守るため、勇者歴三千年の技能を使って次々に解決していくレオ。だが、一連の事件(リリ除く)には元凶が存在しており―引退勇者は、かつて憧れた『勇者』と対峙する!引退勇者のお仕事無双ファンタジー第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nishiyan

15
魔王&四天王との激闘の末、正式に魔王軍の一員となったレオ。ボロボロの魔王軍は問題山積みで一つ一つ解決していくのだが、そんな彼の前にシュティーナの弟子カナン&レオの兄弟・ヴァルゴが立ちはだかる本巻。強烈な個性のカナンがヴァルゴを食っている感じはあるのは否めないものの、死んだと思っていた兄弟との激突は熱く、二人の意地だけでなく、レオの変化が一番感じられるのが嬉しい。人の心を与えられたが故の結末は思ったよりも爽やかで、さらに成長したレオに新たな目標が出来たのもよかった。次巻が楽しみ。2022/04/04

真白優樹

8
レオにかつて敗北した準幹部、カナンとコアの状態で拾われたレオの兄弟、ヴァルゴの出会いが新たな波乱を生む今巻。―――今こそ見せろ、全てを守る新たな気概。 カナンの呪いと魔力が様々な事態を引き起こす中、レオが収拾のために駆け回り、かつての兄弟と向き合う今巻。兄弟の知らぬ成長を遂げ、更に仲間を得たと言う事で強くなったレオの輝きが光る、確かに一歩面白くなる巻である。戦いの先、皆がいる景色の中で浮かべた新たな願い。果たして、レオの兄弟は他にも生き残っているのか。新たな出会いはあるのか。 次巻も須らく期待であるべし。2022/03/23

くもり

7
面白かった。原稿用紙があるんだねw 今回はお仕事感はあんま無くてダンジョン、バトル、バトルだったな。でも主人公が初めて仲間と戦うという経験が出来たのは良かった。あと主人公の今後のやりたい事がとっても気に入ったわ!続きも楽しみ。2022/03/26

有無(ari-nashi)

6
相変わらず先達ぶった講釈を垂れるレオだが、魔王軍の改革がメインではないため内容がドラゴン狩り講座などファンタジー寄りで、ビジネス要素が薄れたのは残念。でも、前回と同じく物語の後半は、人の心を持つがゆえの己の存在意義や人生の目的などの話だった。1巻で得た仲間の存在の素晴らしさを感じ、新たな目標を見つけたレオ。その目標の内容も自分自身のためのもので良かったし、戦いの後のヴァルゴの言葉にレオの兄弟らしさを感じて良かった。レオにとって「勇者」という言葉が、以前のような呪いではなく指針として機能していたのが印象的。2022/05/08

尚侍

6
とっても面白かった。さすがに初巻ほどのインパクトはありませんでしたが、物語の方向性を見出すために必要なエピソードだったように感じました。その一方、初巻の魅力であった主人公の庶民じみた親しみやすさが薄まってしまい、良くも悪くも普通の主人公になってしまったようにも感じたので、そのあたりの調整が今後どうされるかが気になるところですね。最終的に盛り返したとは言え、序盤から中盤辺りまでの展開は正直本作らしい個性を感じなかったので、物語の大きな方向性が示された中、どのように盛り上げていくかが気になります。2022/04/06

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