出版社内容情報
スパニア国宮廷内の「黒塔」に囚われた少女、ティコ。彼女は、不老不死の術を知るとされる大魔術師の弟子ではないかと疑いをかけられていた。第三王子の側近であるグレンは、疑惑を頑なに否定するティコを懐柔し、真相を明らかにするよう命じられる。
怯えるティコに、グレンは目的を隠し真摯な態度で接する。ティコもその手を取った――ように見えたが、彼女にも疑いの目をかわして黒塔にとどまる理由があった。
攻防を繰り返しながら徐々に距離を縮める二人。しかし、宮廷の強大な闇に巻き込まれていき――。
内容説明
スパニア国宮廷内の「黒塔」に囚われた少女、ティコ。彼女は、不老不死の術を知るとされる大魔術師の弟子ではないかと疑いをかけられていた。第三王子の側近であるグレンは、疑惑を頑なに否定するティコを懐柔し、真相を明らかにするよう命じられる。怯えるティコに、グレンは目的を隠し真摯な態度で接する。ティコもその手を取った―ように見えたが、彼女にも疑いの目をかわして黒塔にとどまる理由があった。攻防を繰り返しつつも距離を縮める二人。しかし、次第に宮廷の強大な闇に巻き込まれていき―。
著者等紹介
雨咲はな[アマサキハナ]
『鳴かぬ緋鳥の恋唄』(KADOKAWA)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっしー
22
表紙絵にひかれて手に取ったのですが…個人的には合わなかったです。そもそも、魔術は隠さないといけないものなのか、推奨されている物なのか、師匠が行方不明となって塔に連れてこられた理由は何なのか等々、良く分からぬままに終わってしまった感じでした。キャラの個性は好きだったので、少し残念です。2023/07/07
チロ子
17
王道って感じ。 メインキャラたちも好きだなぁ。面白かった! このキャラたちがどうなってくのか、続きが読みたい☺️!!2022/07/11
ホシナーたかはし
13
帯に書いてあるほど「本心を隠して互いを探り合い」「秘密を賭けた攻防戦」をやってない。それに惹かれて購読したのに、ちょっと肩透かしに合った気分。2022/06/10
きょん
13
魔法使いの弟子少女を懐柔する為に第三王子に差し向けられた側近の青年。双方不幸な過去により人間不信気味なんだけど、困った人を放っておけない善人なので、被っていた仮面がはがれるのも割とすんなり。今回の騒動の直接原因である愛妾の件は解決したものの、愚王と腐敗貴族の政治体制は変わっていないので、ぜひ打倒迄頑張っていただきたい感じ。2022/05/25
てみさま
9
ティコとグレンの未来は何となく分かる気がするし、第三王子が国王になるんだろうなー。知らんけど。それから、行方不明の大魔術師マルティンは黒猫ヤナじゃないかな?2024/05/14