出版社内容情報
帝の愛情に包まれながら、後宮の未来を案じていた千古。清涼殿の庭に落ちた雷の祟りを収めるため再び妖后を演じたその前へ、あの男が姿を見せる。一方で静養を命じられた明子姫には、鬼の手が迫っており……!?
内容説明
信濃の鬼退治も終えた秋の始め。帝からの寵愛を肌で感じながらも、後宮の将来を案じていた千古。ある時清涼殿の庭に落雷がおきる。後宮が「祟りだ」と騒然となる中で、暁上姫・明子が病床に伏せたと聞きつけた千古は、想念に扮装し宣耀殿を訪れた。病を見守る想念の眼差しから、遂に正体に気付いてしまった明子。かえって正后への憬れを抱くが、彼女にも鬼の手が迫っていた。一方で「祟り」を収めるため妖后を演じる千古の目の前へ、ある男が姿を現す。彼の唇から漏れたその名は―!?
著者等紹介
佐々木禎子[ササキテイコ]
主な著作に「ホラー作家・宇佐見右京の他力本願な日々」シリーズ、「薔薇十字叢書」シリーズ(どちらも富士見L文庫)、「ばんぱいやのパフェ屋さん」シリーズ、『札幌あやかしスープカレー』(どちらもポプラ文庫ピュアフル)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
35
明子の鬱憤が凄い方向に爆発したなぁと。2023/03/02
よっち
35
信濃の鬼退治を終えた千古たち。ある時清涼殿に落雷がおきて後宮が祟りだと騒然となる中、暁上姫・明子が病床に伏せたと聞きつけた千古は、想念に扮装し宣耀殿を訪れる第六弾。病を見守る想念の眼差しからその正体気付いてしまう明子。一方で祟りを収めるため妖后を演じる千古の目の前へ姿を現した男・秋光。何者にもなれなかった明子がようやく居場所を見出した一方で、閉塞する状況を打開した千古と帝がいいコンビではあるんですが、本音を知るにはお互いまだ踏み込みが足りてない感もありますね…そして秋光の真意も気になるところではあります。2021/12/31
らび
26
う~ん・・なんだか秋光は記憶戻ってるけど秋長に戻らないなにか理由があるんじゃなかろうか?秋長ならやりそう。明子を救って、鬼を引き立てて・・帝の采配が光りますね。2021/10/03
Yumi
14
《図書館本》もう少し薬の話が欲しいのと、自己中すぎる千古にやっぱりイラッとする😑もう少し自分の立場を理解したほうがいいし、ラブ要素あった方がいい。2024/07/03
はなりん
14
秋長が帰ってきましたが…。うーむ。時間が経過しているのか?そうでもないのか、よくわからない感じです。秋長は記憶がないままなのか、何か思惑があるのか…。なんかスッキリしないまま続く感じです。帝の千古への想いは甘くなってきたんだけど、さて、どんな決着になるのかしら?2022/08/06
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