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出版社内容情報
甘くて、尊い、二人の青春のはじまり――
内容説明
「きみも来る?」時刻は午後11時。平凡な高校生・倉木大和はコンビニからの帰宅途中に、同級生で聖女と呼ばれる美少女・白瀬聖良と出会う。彼女に誘われるまま、真夜中の繁華街で共に時間を過ごし、その日をきっかけに二人の交流がはじまった。初めてのダーツ、CD貸し借り、ラーメン巡り…。たまに甘えてきて、少しやんちゃな一面のある聖良と関わるうちに、大和の退屈だった日常は色づいていく。「あのとき、大和がついてきてくれて、ほんとによかった」どこまでも自然体な聖女さんと過ごす、甘くて、尊い、青春と恋の物語がはじまる―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
44
コンビニからの帰宅途中に、同級生で聖女と呼ばれる美少女・白瀬聖良と出会った平凡な高校生・倉木大和。誘われるまま、真夜中の繁華街で共に時間を過ごし、その日をきっかけに二人の交流がはじまる青春小説。初めてのダーツ、CD貸し借り、ラーメン巡り…たまに甘えてきて、少しやんちゃな一面のある聖良と関わって色づいていく退屈だった大和の日常。言葉では言い表し難い聖良との関係に、周囲の目を気にしたり、考えすぎて空回りすることもありましたけど、お互いにかけがえのない存在なのは間違いなくて、そんな二人のこれからが楽しみですね。2021/05/22
ひぬ
31
コンビニの帰り道に「聖女」と呼ばれる同級生・白瀬聖良を目撃する主人公・倉木大和。彼女に誘われ、真夜中の繁華街やカラオケなどで共に時間を過ごし、その出来事をきっかけに大和は聖良と交流していく事になります。神秘的な雰囲気を醸し出す聖良ですが、そんな彼女と接する内にそのギャップに振り回される大和の二人の関係性は良かったです。テンポはちょっと遅めだと思いましたが、二人の間が縮まる様子をゆっくりと丁寧に描かれていたため、さっぱりとしていながらも不思議に幻想的な魅力がありました。続刊を読むのが楽しみです。2021/08/18
rotti619
26
いわゆる「高嶺の花に懐かれた系」と思いきや、思っていた以上にヒロインの聖良が掴みどころのない性格で、終始主人公が振り回されていくお話。 印象的だったのは、各所で公開されている聖良のイラストと内容の合致具合。終始自分を崩さず何を考えているのかわからない、独特の雰囲気をまとっている姿は作品のイメージそのもので、それでいて本当の彼女の姿はそれだけではないという二面性が最大の魅力。進んでいるのか進んでいないのかわからない2人の関係性はこの1冊で全てがわかるわけではないが、尊いだけじゃない所に好感を覚えたのは事実。2021/07/09
ホシナーたかはし
24
ラブすら始まっていない、ラブコメディ。大和はえらい。ちゃんと性欲とか自覚して失望させたくないと聖良に伝えることが出来たのだから。ラノベにしては珍しく超鈍行、でも面白いので追いかけます。2021/05/27
しぇん
24
コンビニ帰りに偶々声をかけたことから始まるラブコメ?コメ要素は殆ど無いですけど。距離感に悩んでいる間に一巻が終わってしまいましたが、ゆっくり進んでいても個人的に退屈さは感じませんでした。ただ、ここで終わってしまったらまだ恋も始まってないので続き出てくれないと困るなという感じです。しかし、聖女様の距離感はヤバいですね。あれで相手が恋に落ちないわけないと思いました2021/05/22