出版社内容情報
幼い頃からの憧れの八百万百貨店に入社した福子。入社二日目に配属されたのは『七福神ご奉仕部』。神様専門の外商部だった。けれど福子は初めて担当した福禄寿神を泣かせてしまい……!? 福を呼ぶお仕事コメディ!
内容説明
「福本福子。福を呼び込みそうな、ええ名前や」―そんな理由で、マル秘部署の神様専用の外商部『七福神ご奉仕部』に配属された福子。初めてのお客様は、福子と馴染み深い神社の祭神である福禄寿様。しかし希望された“灯り”を持参した福子はけんもほろろに扱われ、ケンカになって泣かせてしまう。さらに落ち込む暇もなく、恵比寿神から「夏を涼しく感じる器」の注文が来る。見繕ってお持ちするもダメだしの嵐!三度目の正直に勝負をかけるが…?「お客様は神様です!」神と人との絆が結ぶ、お仕事コメディ!第3回富士見ノベル大賞入選作!
著者等紹介
本葉かのこ[モトハカノコ]
『やおよろず百貨店の祝福―神さまが求めた“灯り”の謎』がはじめて出す本になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
35
八百万百貨店に入社し「七福神奉仕部」配属となった福本福子。家の近くの七星神社の福禄寿様からは「灯り」を所望され、翠天宮神社の恵比寿様はチタンのタンブラー。緋雨妙音天神宮の妙音天(弁財天)にはブランド品。福子が最も力になりたいと願っているのは福禄寿。しかし、福禄寿の祀られている神社は人々から忘れられ寂れている。人に忘れられた神は消失する。元気のない福禄寿に慌てた福子は起死回生の七福神巡りを企画。1月2日、「七福神巡り」をおこなう。日本橋界隈には七福神巡りに最適な神社が点在。福禄寿の神社がどこか気になります。2024/03/09
よっしー
24
タイトルが気になって手に取ったのですが…内容としてはかなりあっさりとしていた印象です。神様相手に所望する品を探す百貨店の外商員として働くというのも、最近よくある設定だったので、もう一捻り欲しかったですね。神様も個性的ではあるのですが、あまり印象に残らなかったのが残念です。2022/12/22
寒っ!!
11
イベントというカンフル剤に頼るのもどうかとは思うが,それがないと乗り切れないこともあるからな。内容は稚拙なものの読みやすい。2022/02/20
oyasan
3
神様相手の営業というのは斬新2022/05/29
らんちゃん
2
☆☆☆☆2024/12/16