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出版社内容情報
『私が創るのです。帝国でも皇庁でもない、真に優しき星霊使いの楽園を』 始祖ネビュリスを追って帝国へと辿り着いたアリス。彼女が目にしたのは"月の欠ける姿"と変わり果てた姉・イリーティアで――
内容説明
『―私が創るのです。真に優しき星霊使いの楽園を』覚醒めた始祖ネビュリスを追い、帝国へと辿り着いたアリス。自らの望む平和のため、暴走する始祖を止めようとした彼女が目にしたのは、変わり果てた姉・イリーティアの姿で―仮面卿とキッシング、ネビュリスとクロスウェル、そしてイスカとアリス。共闘する彼らと相対するは、真の魔女と化したイリーティアと裏切りの使徒聖・ヨハイム。選ばれた強者たちの集結した帝国にて、熾烈な戦場が幕を開ける!!細音啓が放つ大人気ファンタジー、激動の第12巻。―ねえアリス。あなたを守ってくれる騎士はいるかしら?
著者等紹介
細音啓[サザネケイ]
第18回ファンタジア大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
28
覚醒めた始祖ネビュリスを追い、帝国へと辿り着いたアリス。自らの望む平和のため、暴走する始祖を止めようとした彼女が変わり果てた姉・イリーティアの姿を目にする第十二弾。帝国に潜入した仮面卿とキッシングたちを圧倒し、共闘するネビュリスとクロスウェルたちと激突する真の魔女と化したイリーティアと裏切りの使徒聖・ヨハイムという構図で、イスカや燐たちと共闘する中で絶対的に足りないものがあると姉に指摘されたアリスがその葛藤を乗り越えられるのか、天帝や始祖たちはどう動くのか、終盤に向けていろいろっと盛り上がってきましたね。2021/10/20
nishiyan
13
覚醒めた始祖ネビュリスを追い、帝国へとたどり着いたアリス。そこで目にしたのは真の魔女へと進化し変わり果てた姉イリーティアの姿であり、絶体絶命のところにイスカたちが駆けつける本巻。圧倒的な力を持つイリーティアと彼女の騎士ヨハイムと対峙するアリスとイスカ。イリーティアの投げかけた言葉がアリスの信念と心を大きく揺さぶるところは興味深い。彼女にとってのイスカの存在がようやく明確になったのかなと。天帝や始祖の動きとともに苦杯をなめたキッシングの再起、何より葛藤を抱えたアリスは姉との対決にどう挑むのか。次巻が楽しみ。2021/11/02
げんごろう
13
真の魔女イリーティアの力が予想以上に凶悪で驚いた。 加えて彼女の騎士ヨハイムの存在もかなり厄介。 今後イスカとアリスの関係性に変化があるのか。 個人的お気に入りのキッシングや他の使徒聖達の動向も気になりますし、早く続きが読みたい。2021/10/25
尚侍
7
とっても面白かった。ここまで世界観ができ上がっていてキャラがしっかりしている物語の流れが加速すると読んでいて気持ちがいいですね。敵味方という言葉だけでは捉えきれないイスカとアリスの関係性をどうするという問題にも解決の方向性が見えたし、このあたりの伏線の回収はさすがと思わされました。物語のエンディングは見えているものの、そこに至るまでのハードルがかなり高いので、果たしてこれをどのように越えてくるか。ここからの展開が楽しみです。2021/11/10
みどり
6
ラスボス?まだまだ、続きそうではあるけれど。 イリーティアが真の魔女になったのには「騎士」がいたから、と言う言葉に、アリスは複雑な~。 当然この流れだと、次の巻か、次の次の巻にはイスカがアリスの騎士になるんだろうけれど、その時には天帝と始祖はどういう風になるんだろう?とワクワク感はまだまだ続く。2021/10/20