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出版社内容情報
魔の手が蔓延る王立学院で、新たな神剣を手にしたリヒト。学院にその名を轟かせたリヒトは、猛者たちが覇を競う武闘祭に参戦することになり……。襲い来る最凶の敵を前に、少年の“天賦の才”が究極の覚醒を遂げる!
内容説明
“天賦の才”を見出され、王女の護衛となったリヒト。新たな神剣を手に、日夜刺客を相手に無双を続ける彼の前に現れたのは―最愛の兄を追って学院にやってきた妹・エレンだった!王女に兄を奪われたと焦る妹とともに、リヒトは学院中の猛者たちが鎬を削る武闘祭に参加することに。華麗な連係で勝利を重ねるふたりだったが、残虐な兇手に行く手を阻まれ…。敬愛する王女と親愛なる妹―愛する者たちのため、身命を賭して戦うリヒトの身に起きた変化…それは、主従を超える“愛”と兄妹の揺るぎなき“絆”が導く、究極の覚醒だった!!超絶怒濤の激闘の中で、少年の力は人智を超えた新領域へ!
著者等紹介
羽田遼亮[ハタリョウスケ]
小説家。代表作に「神々に育てられしもの、最強となる」がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
8
激闘の末、勝利しアリアの護衛に専念できると思ったのも束の間、異母妹エレンがリヒトを追って家出同然で学院に入学する本巻。長年虐げられた兄を慕い続けたエレンのブラコンが炸裂する回といえる。バルムンク侯の陰謀渦巻く剣爛武闘祭は二人とは違った姉弟やリヒトと同じ境遇でありながら家門へ憧れを捨てられないシスティーナとの激闘があり、強敵の登場が兄妹愛をさらに盛り上げる展開は熱い。そんな関係を羨ましく思うアリアの行動がまた興味深い。武闘祭での活躍が起こした学院への波紋とともに、侯との戦いはどうなるのか。次巻が楽しみ。2021/08/03
真白優樹
7
腹違いの妹であるエレンがリヒトを追い入学してくる中、強者達と大人達の思惑巡る剣爛武闘祭へ出場する事になる今巻。―――愛を捧げ、引き出すは限界の先の更なる力。 もう一人のヒロインであるエレンの魅力が存分に出される中、更なる強者達との戦いが目白押しである巻であり、聖剣と魔剣を携えたリヒトが更なる力の深淵へと踏み込んでいく、更なる面白さの段階へと踏み込んでいく巻である。姫を巡る情勢が更なる混迷を深めていく中、その力を示し続けるリヒトは今度は、どんな戦いへと挑んでいく事になるのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/07/18
小娘とドラゴン
1
妹エレンの成長が美しい。恋敵である姫様を守るため剣を振るう決意をした彼女は、誰よりも高潔であり武人であった。その姿を堪能できる後半の盛り上がりは堪らない。そして最後のご褒美で報われる姿はひとしおである。あえて一言にするならば、「妹、大爆発」の2巻。2021/08/07