出版社内容情報
四夫人との縁を結び、優蘭たち健美省が年納めの会議を迎える矢先。後宮で長らく起こらなかった毒殺未遂事件が勃発する。しかも『麗月(女装夫)は先代皇帝の公主である』という突拍子もない噂まで流れはじめ!?
内容説明
四夫人の悩みに皇帝の無茶振りと、共に難題を乗り越えてきた優蘭と皓月。政略上の夫婦関係も、少しは進展したかに思えるこの頃。年納めの会議に向けて大忙しのさなかに、賢妃・明貴に仕える女官が毒殺未遂にあってしまう。調査に乗り出す健美省一同。時を同じくして、優蘭は一つの噂を耳にする。『蕭麗月は、先代皇帝が残した公主である』。それ、うちの女装夫なんですけど!?突拍子もない噂に、けれど皓月は何やら思い悩んでいて―。陰謀に揺れる寵臣夫婦。この危機を、優蘭はどう乗り越える!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
坂城 弥生
37
ちょっと、待って!とビックリするラストだった。2025/03/05
よっち
34
四夫人の悩みに皇帝の無茶振りと、共に難題を乗り越えてきた優蘭と皓月。年納めの会議に向けて大忙しのさなかに、賢妃・明貴に仕える女官が毒殺未遂にあってしまう第四弾。連続した毒殺未遂事件の調査に乗り出す健美省一同。『蕭麗月は、先代皇帝が残した公主である』という噂、そして珀家に謀反の疑いが囁かれる窮地。皓月はいろいろ思い悩んだりしてましたけど、お義母さんにも認められてお互い思っていることをぶつけ合って、夫婦としてもだんだんいい感じになってきたのかなと思った矢先の急展開。どうしてこうなったのか続巻が気になりますね。2021/04/27
よっしー
24
今回は皓月扮する麗月の危機。一人で捨て身のような無茶をする皓月と、自分にも出来ることを…と頑張りながらも最終的に怒りを爆発させた優蘭。大切な人が、自分の為に我が身を犠牲にするのは男性にありがちな考え方なのかもしれませんが、女性としては嬉しくない展開ですよね。共に乗り越える、大切な物を全て守り通す、それを知った皓月は強くなりそうです。優蘭の最後の快進撃は立派でしたが…最後にまた不穏な影が…。まだまだ落ち着いて夫婦生活を送れる日は遠いみたいです。2022/08/20
那由多
21
毒殺未遂事件多発、年末合同会議"紫金会"、麗月公主疑惑、大忙しの健美省が抱える問題は優蘭だけに留まらず珀家の進退にも関わり大ピンチな夫婦。皓月の自己犠牲精神からすれ違うも、優蘭を支えてくれる頼もしい味方にお姑さん璃美が仲間入りして危機を乗り越えたのに、ええー!なとこで終わりました。一難去ってまた一難、ってこういうこと。今度は夫が妻のために戦うのか。2023/02/24
粋
10
話の展開が気になって一気読み。今回は激動で読んでいても苦しかった。だから余計に周りの味方の人達の言動に泣けた。今回は夫婦間の壁を壊すのにも必要だったのかな。だからといって急接近するわけではないけど(苦笑)酔ってるなら大胆に行けばいいのに(笑)しかし、激動の巻にしてあの終わり方は容赦ないですな。次が気になってしょうがない‼️2023/03/05