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出版社内容情報
三波さんと晴れて恋人になり、二科もイベントで会ったユウヤさんと良い感じらしい。コレで全て解決だと思うんだけど、なんかモヤモヤする。二科と微妙な関係のなか――二科のお母さんがなぜか俺の家にやってきて!?
内容説明
三波さんと恋人になった日、二科から告げられた同棲の終了話。なんでも二科のお母さんが来月日本に帰ってくるらしい。俺も二科も目的が果たせそうだし、潮時なのかもしれない。なんて考えてたら予定より早くお母さんが帰ってきた!?まだ二科との関係も明かしてないし、どうすりゃいいんだよ…。「二人が暮らすためのマンションも、頭金払ってあるのよ」はぁ!?いろいろ急ぎすぎだろ!二科は青ざめてるし、俺には三波さんがいるんだぞ…。ひとまず俺たちは、二科の母の目をごまかすために、恋人のフリしてデートを始めるが―。そう、あくまで一瞬の我慢。俺たちは、そう思っていた。
著者等紹介
村上凛[ムラカミリン]
第二回ネクストファンタジア大賞で金賞を受賞し、受賞作を元に執筆した『おまえをオタクにしてやるから、俺をリア充にしてくれ!』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロロシ33
43
面白かった🎵 ハッピーエンドで良かった 2021/01/01
まっさん
31
★★★ 完結巻。恐らく本来予定していた巻数での完結ではないのだろうなと思えるくらいヒロインズとの関係の清算描写がかなりあっさり目に纏められており、この辺りはもう少しページ数を増やしてでも詳細に描写して欲しかったなというのが正直な気持ち。ヒロインレースの行方は正直予想通りだったが、長く続けることが出来ていたらオタリアのようにifルートの話を出すこともあったのかな〜と少し残念な気もするが、最低限一人の少女の恋が成就するところを見ることが出来たので良しとする。ただ、どうしても作中に登場するあるキャラが不憫→2020/05/29
かっぱ
10
シリーズ最終巻。オタリアの系譜を受け継いだ読みやすい文章で紡がれるオタクの同棲物語。納得できた部分と引っかかる部分、どちらもあったけれど今はお話の完結を祝いたい。近すぎるから知っている気持ち。一方で、近すぎることで気づかない気持ちだってある。景虎と心の状況はそういうことなんだと思う。本心が理想と噛み合わなくなったとき、人はそれを恋と呼ぶんじゃないか。だからこそ三波さんとの顛末は切なくて遣る瀬ない。五条さんへの答えだって哀しくて、ゆめへの決断もままならない。いちばん大切なものはいつもすぐそこにあるから2020/05/27
真白優樹
9
景虎と三波が恋人同士となる中、心の母が急に日本に帰ってくる最終巻。―――大切なものはすぐ近く、気が付けたなら後は踏み出すだけ。 誰もが皆、誰かへの想いを抱えている。そして本当に大切な想いは、気が付かなければ見えはしない。そんな当たり前の事実を告げるかのように、収まるべき所へ収まる今巻。誰もが幸せになれる訳じゃない、だけど進み続ければきっと幸せは見える筈。そう言わんばかりに幸福が満載の心温まる、一つの恋の結実の甘さが堪らぬ巻である。掴んだ想いを離さず未来へ何処までも共に。 うん、とても面白かった。2020/05/21
いかれも
5
オタリアが好きで、このタイトルも好きだったんだけど終盤まで駆け足で関係を終わらせていくのがすごく残念でした。。 最後に告白して、そこからの流れはとても良かったと思うんですけれど、、 また新しいタイトル出たら読みたいと思います。2020/07/26